マドレーヌの日々

今日も一日にっこりね。

みみずみつおくんの詩です!

2017年03月12日 | honto(ハイブリッド型書店)レビュー 佐々木なおこ

工藤直子さんの詩にはいつも惚れ惚れする。

ムスメが小学生の頃、一緒に「のはらうた」を音読して、わくわくした思い出は一生の宝物だと思う。

ある春休みには、「のはらうた」に登場する仲間たちを書き出してみようと、
原稿用紙にずらずらとひらがなのなまえを並べて書いた。

へびいちのすけ、
かえるたくお、
さわがによしお、
ありんこたくじ、
こぐまきょうこ、
こざるいさむ、

こんな感じです。
ムスメの名前が登場したときは、二人で喜んだ。

あめつぶじゅんこ

この名前だけでも、想像の翼がぐんぐん広がって、
自分の頭の中で、自分だけの野原が広がって…。

工藤直子さんって、すごいなって思う。

今回は、ひょんなことから、ラジオで工藤直子さんのトークを聴き、
そこでまた懐かしくなって久しぶりに工藤さんの詩を探してみた。

この本のタイトルにもなっている「おまじない」。
これは、みみずみつおくんの詩です。

ちょっと引いてみますね。


こわいとき となえる

おまじないがある


じぶんにむかって


こういうんだ

「おい、ぼくよ


ぼくがいるから


だいじょうぶ

ぼくがいるから

 

だいじょうぶ」

続きはぜひ、この本で読んでくださいね。

工藤直子さん、そのラジオのトークで初めて知ったのですが、
現在81歳で、もういろんなお仕事はやめて、身体が動けるうちに
あちこち旅をしたいとおっしゃってました。
それも青春切符を使って!

「高い山は登れないから、
山があって、海が近くにあって、だから島がいいな。
行きたいなぁ」って。

工藤さんの旅、そっとあとからついていきたい気分になりますね。

コメント
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