1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

たまには欲を離れた時間を過ごすのも。

2016-09-02 16:11:20 | 法話
四国巡拝中は様々な場面から教訓が。見る限り還暦越えの息子が老いた母親を背負い百段以上ある石段を。体の前後に人形を抱えた女性、恐らく子供さんを幼い時に。白い杖を金剛杖とした全盲の方の巡拝もよく目に。時には全く日本語の話せない若い異国女性が単身歩き遍路を。意識改革を施すには最適の地。

法要でバザーを催し売上金を被災地へ。

2016-09-02 11:37:44 | 法話
被災地報道の度に思い出すは支援物資に対する子供達の言葉。「箱の中には使い掛けの鉛筆に消しゴム。着崩した下着や服に古い靴等。僕達は被災者だが乞食じゃない」と。当時息子が「これを箱に詰めて送ったのは間違いなく親だよね。どういう神経」と。自分にとって要らない物を与えるを施しとは言わん。

親の責任を最期まで果たした母。

2016-09-02 06:04:58 | 法話
息子が商売に手を出し失敗。父親が退職金全てを注ぎ込み返済。が足らず両親共にパートを。母親は乳癌から方々に転移、頭の毛は抜け落ち顔は腫れた状態で夜中12時まで皿洗いを。「私達がしっかり育てておれば。こんな体になっても迷惑を掛けた方々にだけは。この姿を見せる事でこの子に」と最期まで。