12月31日、大晦日。あっという間の1年でしたね。今年も1年間、出会うは運命。出会ってからは努力。最後の別れには感謝、の日々を、縁に出会って、気付いて、活かせてきたでしょうかね。静かに心に問い掛けを。
昔からの言葉に『西(2、4)向く(6、9)侍(11)生尽きて(小月、30日の月)、いざ(1、3)五七夜(5、7、8)の十王(10、12)経』が。1月から11月の末日を『晦日、みそか』と。12月だけ『大晦日』と。1年が過ぎるは早いもの。今、ここに、命があるに何不足。常に、1日一生の心で来年も。
【追伸】
上記の言葉は、30日の月と、31日の月の、覚え方の言葉ですが、本来の意味は「西に西方浄土があるは知っている。しかし、私は武士(侍)にて、不本意ながらでも、戦(いくさ)で、人を殺めにゃならん事も。死後、35日目に閻魔に会って、怒られる運命からは、逃れられん」と。因みに、前田利家公は臨終前、奥様のお松さんから「あなたは戦で多くの人を殺めてきました。ここに経帷子を縫いましたので、罪が許される様に、これを羽織って逝ってくださいませ」と。対し、利家公が「わしは多くの戰をしてきたが、1度たりとも、不正義の戰はしておらん」と。するとお松様が「そうおっしゃらずに、折角、縫ったんですから」と。それを返して利家公「折角、縫ったんだから、お前がそれを着て、早くわしのところへ来い」と。いいね、仲の良い夫婦って。天からもらった最高のプレゼントは、わが女房殿、ですもんね。
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