読者が「住職は先日、大国同士の戦争はない。睨めっこで終わるよ、と。私もそう思う。が、もし、戦争になったら、私も含め、日本の若者は腑抜けばかり。どうなるんだろ」と。「そうかな。DNA って、結構馬鹿に出来んよ。こんな空豆くらいの国が嘗て、英、米の大国相手に大喧嘩を。血の流れって、結構に濃いよ」と。
【追伸】
この読者に「戦争はしたらあかん、を大前提でこの話をしてるんだが、わが寺の檀家さんに第二次世界大戦の時に将校だった方がいて、第一線部隊を指揮されていた。その時の話をよく拙僧に。『朝、突撃すると、半分の部下が命を落とす。チューン、と音がしたら、バタッ、と部下が1人倒れる。まるで地獄絵図だった。常日頃は威張りくさり、大きな口を叩いている者に限って、いざ出陣となると、震え上がり、醤油をがぶ飲みして、わざと腹痛に。反対に、常日頃は大人しく、無駄口も叩かず、物静かな者に限って、いざとなれば、勇敢に突撃する。大半の部下は後者だった』とその方が。現在の若者達も、恐らく大半は後者の方だと思うよ。腑抜けではないと思うよ。世界が日本に一目置いているは、DNA の流れがあるからじゃないのかな。さて、戦争だが、拙僧は期待も含め、大国同士は睨めっこで終わると思う。小競り合いはあるとは思うが。東京空襲の様な民間に爆弾投下はもうありえんし、あってはならん。ましてや、核爆弾など使えるはずがない。現に、広島、長崎以降、70年間、どこにも落としていない。だけどもくさ。日本は、睨めっこが出来る国であってはもらいたいよね」と。嘗て、田中角栄さんが「戦争を知らない奴が出てきて、日本の中核になった時が、怖いな」と。
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