1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

檀家の子供が「つながらない権利には、主張する立場になる時と、主張される立場になる時が、あるよね。父さんなんか声高に主張するのに、母さんが電話に出なかったら、怒りまくるもんね。何それ、と思う」と。

2021-11-20 18:15:39 | 法話
読者が「つながらない権利、どう思いますか」と。「テレワークで仕事と私生活の境界が曖昧って、やつですよね。長時間労働になるからと。欧州では法制化の話も出てるようですね。何せ日本はバブル時期『24時間働けますか、ビジネスマン、ジャパニーズ、ビジネスマン』のCM がバンバン流れてた国ですもんね」と。

【追伸】
この読者が「働き方の新常識が、昨今の話題に。住職は『つながらない権利』が法制化されたら、それを行使出来る立場ですか」と。「拙僧は無理かな。檀家が亡くなったら、夜中でも電話が。枕経を唱えに、すぐに先方へ。住職の中には『今、何時だと思っとるんだ。明日の朝、8時以降に電話してこい』と怒る住職も中にはいるそうだが。嫁姑喧嘩で檀家婆様が『住職、聞いちくれ』と、夜中の0時過ぎても度々、嫁の悪口の電話が掛かってくるしね。お寺とはそんな仕事。だからといって、苦には思わないが。まあ、しかし、この権利の行使は、特に営業マンは大変だと思うよ。顧客は用事がある時につながらない営業マンなど望まんもんね。『別の人に変えてくれ』と会社側に要求がくるだけ。死活問題だよね。ルール化すれば、日本人は従うかも、と言ってるようだが、この真面目で、人を大事にする日本人が、さてさて、どうかな。法改正されても、長年のうちに、元の木阿弥となりゃせんかな。日本人の特質として」と。