1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2308話目】 拙僧父親は再婚。父が先に他界し、その後10年間、義母を。義母とは仲は良かったが、父の元へ送った時、悲しみより、安堵。

2021-11-14 18:41:22 | 法話
読者女性が「番組『そこまで委員会』で山口真由さんが自身の著書『普通の家族にさようなら』で問題提議を。親子の定義としてまず、母と子を定め、母との合意から第二の親を定義すると。従来、親に含まれなかった人も、親になれる様にする、と。親になる人の為に、精子バンクの法制化も、と。どう思う、住職は」と。

【追伸】
この女性に拙僧「様々問題がありそうだね、この定義は。例えば、現在、学校教育の現場で、モニター授業が開催されているところも。そうなれば、1人の先生が、何千人も1度に相手をする事が出来る様に。そうなると間違いなく先生に対して、人気、不人気の差が出来て、先生の存在そのものが見直される事に。つまり、精子バンクってのも、そういう事なんかな。拙僧、この本を読んでないので、何とも言えんが、優秀な精子を求めるという事かいな」と。「私の友人の中にも、耳に聞こえてきたものの中にも、虐待をする大半は、血の繋がった父親じゃない。母親と再婚した義理の父親にて。テレビ報道で出てくる、子供を虐待して殺した、の大半が、義理の父親。山口真由さんの意見もある意味では、ありだとは思うけど『子供の為』に第二の親(夫)を本当に母親が選ぶかといえば、甚だ疑問にて。そこには必ず恋愛感情(蓼食う虫も好き好き)が優先するから『子供の為』は大義名分で、結局『自分の為』なんじゃないかな、と。心情的な観点から鑑みても、これはじっくり考えた方がいいと思う」と。



【住職の法話。考え方を少し変えただけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 間もなく新年を。師走の「師」は坊主の事。坊主が走り回ると、何のこっちゃ。正月様(各家の先祖集合霊)が帰ってくるから。

2021-11-14 12:39:02 | 法話
セントポール大聖堂の鐘の音動画を、妻の妹が送ってきた。心地良い音色だね。妹に「鐘が煩い。鳴らすのやめい、という英国人はいないのか」と問うと「ミサ(日曜拝礼)に行く人は減少したが、そんな事を言うは、日本人だけかもよ。英国にも『除夜の鐘を打つな。煩い』と言う日本人がいると言う話が届いてるよ」と。

【追伸】
除夜の鐘は、何百年も昔からその音色を大晦日に。後から引っ越してきた人間が「煩い。止めろ」とは、どういう了見かいな。煩いが嫌なら、何故、そこに引っ越して来たんだ。除夜の鐘が鳴るは、わかってた事じゃろうに。保育園の近くに引っ越して来た人間も同じ事が言える。子供の声がするは、わかってた事じゃろうに。文句を言えばいいってもんじゃなかばい。自分で考えな、っていう話にて。因みに、嘗て知人代議士に拙僧「幼稚園、保育園は、公立で新しく開園計画があるなら、現在、少子化で学校の教室に空き部屋がわんさか。初めから子供の声のするところに設置するなら、文句も出ないと思いますが」と進言を。