1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 物の価値というものは、その本体の価値も当然あるが、所持している場所、所持している人にも、左右される事が。

2022-10-19 10:43:45 | 法話
若者達が「住職。人から評価される人間になりたい」と。対し「お寺の客殿にある一輪挿しを檀家が『これ、高価なんでしょ』と。『幾らぐらいに見えるね』『20万円くらいですか』『太宰府天満宮の土産屋で千円で買った物』『えっ』と。『置かれている場所で低価の物も、高価の物に』と。この意味、わかるかい」と。

【追伸】
更に、この若者に「以前、某番組で加賀まりこさんが着けていた指輪を見て、女性アナウンサーが『素晴らしいですね』と。『これ、幾らと思う』と問うと『50万円程、ですか』と返すと『2千円よ』と加賀さんが。低価な物でも、高価に見えるは、所持している人(場所)に、価値(生き様からの結果)があるかどうかも、左右されるんだよ。それと、人の評価はあまり気にしない方がいい。浜ちゃんの番組『格付け』で有名芸能人大御所が、本物と偽物を悉く間違ってるだろ。人の評価なんて、その程度だよ」と話すと「何か、わかった様な気がします。こだわり過ぎるな、という事でしょ」「ただ、だからといって、人の評価を軽んじてはならない場合もある。日本製品が海外で評価されているは、日本という国(国民)が信用されているから。が、悲しいかな、売り込み方が下手だから、随分と国益に影響している様だが。そこら辺は、政治家さん達の責任が大きいかもしれないね」と。