1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

受けし恩は、忘れたくないもの。

2016-09-29 07:56:32 | 法話
戦国時代近隣国の塩止めに対し上杉謙信公が甲斐武田へ塩を(敵に塩を送る)。数百年経った今でも塩が送られた1月11日長野松本では塩市として御礼報謝を。京都の地蔵盆は光秀公京都所司代時代最も平穏であった事からそのご恩に報いる為始められたものが今でも。何か日本人って、いいと思いませんか。

産まれた途端に地獄が待ってる子供も。たまらんね。

2016-09-28 16:50:56 | 法話
学生時代家具屋で働いていた時、あるアパートへ箪笥を配送。そこは13歳の男の子が1人暮らし、後見人は叔母。部屋の中へは靴履き、ゴミと衣類で畳も見えず歩く度に硝子の割れる音が。そうした中叔父が「あいつはどこだ」と包丁を握って怒鳴り込んできた。「何なんだ」と。こんな環境で生きる子供も。

贅沢三昧やってるお寺は極一部にて。

2016-09-28 12:00:28 | 法話
息子が小学生時「父さんはいつも支払いは千円札ばかりだね」と素朴な疑問を。「ある檀家の婆様はヤカンに水を入れ窓際の日光に当て温もってからコンロに。『仏のただ使いは出来ん』と光熱費等を節約してお寺に。そんな尊いお金がお布施、国で言う血税と同じ。そのお金でお寺は維持を、君らは生活を」と。

結構おります。自分は動かんで文句だけ言う人。

2016-09-28 07:38:24 | 法話
若者が「嫌味な叔父が『墓に行くと草だらけ』と鬼の首でも取ったかのように」と。「ほっとけ。常日頃墓参りに行く人なら夏の時期は雨が降り1週間も経てば草ぼうぼうになる事ぐらい知っとる。『私は常日頃行ってない』と自らが暴露してるに同じ。子供が何人いても親を世話するは1人、後は講釈だけ」と。

人間の目に見える物、耳に聞こえる物は全て何かの訓示を。

2016-09-27 17:08:54 | 法話
檀家の子供さんから「お不動様は何であんな恐い顔してるの」と。「不動明王は人間の一番厄介な泣いたり笑ったり怒ったりを包み込んでくれる仏さんでね。必死に助けようとするあまりあんなお顔に。人も必死になったらあんな顔にならんかい。あんな顔になるまで君は一生懸命頑張ってるか。どうだい」と。