1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 安倍元総理国葬参列の中にプーチンさんや習近平さんの名前も。もしかしたら、ウクライナ戦争が。当に、安倍元総理の最後の外交に。

2022-07-16 06:13:14 | 法話
人に文句を言われるが嫌なら動かないが、人に揚げ足取られるが嫌なら黙って過ごすが、最も有効な良策かな。大きく動けば、それに肖ろうと多くの人間が近寄ってくる。その中には癖の強い者も。その癖強さんが結構に力を。綺麗事で政治など出来ん。人間の欲を相手にするが政治。清廉潔白など、人の欲には歯が立たん。

【追伸】
読者が「住職、何か住職らしからぬ事を言ってますよ」と。「人間が皆、嘘を吐かんのなら、人間が皆、犯罪を犯さんのなら、人間が皆、自分中心的でないのなら、人間が皆、欲を抑える事が出来るのなら、社会の規制など殆どいらん。が、人間は物心付いた時から、自分に都合のよい様に動き始める。歳を重ねる度に、自分を守ろうと、その欲がエスカレートしていく。人間ほど、恐ろしい生き物はいない。癖の強い者を抑えるには、癖の強い者を持ってくるしかない。人間は皆、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と、人間関係の中で、大なり小なり、これを味わってきてるはず。わかっているはずなのに、大人になった途端、綺麗事が出来ない人間が、綺麗事を求めてくる。政治という仕事は大変。ただ、懸念するは、安倍さんが他界された事で、この国にはリーダーが不在に。




【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】芸能生活37年目を迎えた井森美幸さんが「寝て起きて、寝て起きて、を繰り返してきたら、こうなっていた」と。コツコツ努力してきたんだね。

2022-07-14 11:59:51 | 法話
昨日法話の『自分に自信がない。将来が不安』という中高生達に「お寺に何十年、月に何度も、参拝の人達に『山門下から本堂まで、何段の石段があるか。その間に何本の電柱が』と質問して答えれる人は僅か。この極小数はどんな性質の人かと言えば、『器用貧乏』ではない人達。不器用だから、慎重に歩む人達だよ」と。

【追伸】
この話をすると、不器用を名乗る中高生達が「もう少し、わかりやすく。住職さん」と。「これは、どちらが良い、どちらが悪い、の話じゃない。器用な人は、目的地(お寺の本堂)を目指して一気に駆け上がり、早く辿り着きはするが、見落としは多くなるし、躓く可能性も高い。反対に不器用な人は、そりゃ、目的地に辿り着くのは遅かろうが、器用な人が急いだが為に、見落としていった景色を見る事が出来る。つまり、早さなら器用な人、深さなら不器用な人、かな。両方とも、世の中(社会)には必要。偶に、両方を兼ね備えている人もいるが。まあ、そんな人は上に立っている人が多いかな」と。








【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2398話目】 檀家娘さん達が「結婚生活に料理が出来るって、大事ですか」と。「大事だと思うよ。奥さんだけでなく、旦那さんも」と。

2022-07-13 12:59:52 | 法話
檀家の奥様が法要後に「住職は、外食は多いの」と。「月1くらいかな」「何が、好きなの」と。「これって、ないのよね」「外食理由は」「偶には、気分転換も必要かな、と。家内は料理を苦にしない人だから、外食をあまり必要とはしてないが、家内にも少しは楽をしてもらいから、拙僧の方から誘う事が多いかな」と。

【追伸】
法要でお寺の裏方(弁当作り)の手伝いをしてくれる檀家の娘さん達が「住職さん。奥様は料理が上手ですよね。100個程の弁当をあっという間に。的確な判断と指示を」と。「家内が結婚してお寺に入ってきたは、21歳の時でね。それこそ、何も出来なかったんだよ。祖母や女性僧侶、檀家の奥様達いぶし銀に鍛えられて、知らず知らずのうちに力を。まあ、センスはあったみたいだけど。料理に限らず、やらなければ、いつまで経っても、出来ないままだよ。家内はその日の夜に、今日、ミスった事、今日、教えてもらった事を、ノートに書き出していた。『思い出せない、書き出せない、という事は、しっかりと理解していない、という事』と言ってね。経験を積んでいるのに、しっかりと身に付かないという事は、ミスを、教えられた事を、そのままにしているからだと思うよ」と。







【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】仕事が身に付かん、と嘆く若者に「今日、ミスった事、教えられた事、家で書き出してごらん。書けないというは、理解してないという事」と。

2022-07-13 11:05:43 | 法話
日本は長寿企業大国。百年を超える会社が3万社。千年を超える会社が6社も。その中でも世界最古企業が、1400年続く金剛組。創業は飛鳥時代、宮大工集団と。それが現在、日本企業の平均寿命は24年に。数多新規参入との競争が要因の1つではあるが、それだけでは。自分の仕事に対する誇りの欠如も大きいかと。

【追伸】
この話は「会社を持続する為には」と、若い後継者からよく質問される内容にて。「転職すればいいや」の心が「その仕事を熟練させよう」の心にストップを、かな。「伝統を繋ごう」を社員が持ってるから、100年以上も持続を。「伝統など繋ぐ気のど、さらさらない。。飽きたら転職すればいい」から、平均寿命が24年に。
 
 世界最古の企業『金剛組』は、聖徳太子から四天王寺建立を依頼されてより続く企業。四天王寺には、大工の始祖として曲尺(かねじゃく)を持った聖徳太子の像が。1400年の間には何度も倒産の危機が。その最大が90年前、廃仏毀釈、37代当主の自殺(勝ち気な気性、好きな仕事だけ、驕り、が要因)も重なって。これを救ったが、37代当主の妻、金剛よしえさん。四天王寺さんに「正大工を私に任せてほしい」と申し出て、歴代初の38代目の女棟梁に。が、よしえさんは、宮大工の経験も、建築の知識もなし。おまけに職場は男性ばかり。そこで自分が出来る仕事は何か、と、営業と経営に着手。ある時、現場に遅れてきた棟梁を烈火の如く叱咤したと。仕事には口は出さんが、仕事に取り組む姿勢には厳しかったとの事。若い宮大工(独身)の為に食事の用意、風呂の準備と、社員が働き易い組織作りを徹底し、社員の心を鷲掴みに。
 
 四天王寺は過去に、信長公と石山本願寺の戦いで炎上を。大坂冬の陣の戦いで炎上を。江戸後期には落雷で炎上を。その都度、金剛組が伝統と誇りを掛けて、再興を。そして、金剛よしえさんの時代には、室戸台風が関西を襲い、四天王寺は大損害を。倒壊した五重塔を金剛組が会社の命運を掛けて、再興を。が、昭和20年、大阪大空襲でその五重塔が炎上。が、その後、屈辱的出来事が昭和32年に。五重塔の再興が他社の手に。理由は、鉄筋コンクリート工法で再建、と決定。ところが、金剛組、ただでは引き下がらず、時代の波に乗り遅れまいと、その工法を取り入れ、四天王寺金堂や、京都大覚寺多宝塔、那智山青岸渡寺(西国三十三ヶ所第1番)の三重塔などを。が、神社仏閣以外に手を伸ばし、他社との価格競争に負け、またも、2000年頃、倒産の危機に。こうした危機の時、教訓として残っていた32代金剛喜定(1802年、四天王寺金堂設計を手掛けた名棟梁)の遺言が立ち直るきっかけに。
「何事も、他人と争うな。身分に過ぎた事はするな」など。この教訓で「そうか。聖徳太子から頼まれた我々の役目は、四天王寺のメンテナンスだった」と初心の心を。
 「古い物は失くなすと、2度と取り戻す事は出来ない」と、宮大工の職人技を潰してしまうを勿体ないと考えた周囲(他社建設業者)が力添えを。で、本業に徹する事に転換し、回帰。

 時代と共に変化は必要。だが、自分の強み、所謂『本業、本道、技術』を忘れぬ事が大事と。








【住職の法話。考え方を変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 堤義明さんの話をすると、決まって「あの人は崩壊したじゃないか」と言う人達が。崩壊する前の手腕を何故に、学ぼうとしないのかな。

2022-07-11 13:29:19 | 法話
会社経営に行き詰まってる読者若社長に「西武球団を設立させた堤義明さんは、役員達から「所沢の田舎に球場など。観客動員はどうやるんだ」と猛反対を。対し「人がいないと商売は成り立たん。なら、人を集めりゃいい。鉄道を敷けばいいだろ」と西武鉄道を。今、置かれた環境に文句言う前に、出来る事の模索を」と。

【追伸】
この若社長に「堤義明さんは横浜球場立て直しの依頼を受けられた時、日本で初めて『年間シート』の策を持ち出し、資金集めを。会社からの出資金回収後には、横浜市に球場を返上されたと。ところで、あなた(この若社長)は、例えば、子供の頃、1人で留守番中に雨が降ってきた時『雨が降ってきたわい』と、ただそれだけの子供だったですか。それとも『窓を開けて、網戸にしている所があるかもしれない』と確かめに、家中を走り回るタイプの子供だったですか」と質問を。しばらく黙っていた若社長さんが「そういう事ですね。よく分かりました」と、これで会話は終了した。この会話法話を読まれた読者が「住職さんよ。私の知人はお金がないのに、東京で住む事に固執。東京駅八重洲口から高速バスで君津まで50分。私が学生時代に住んでた小田急線の経堂駅は、東京駅まで大方そのくらいの時間が掛かる。知人が東京に固執する理由がわからん。お金に余裕があるなら、話は別だが。君津の実家に住めば、家賃は0。家賃だけで年間240万も浮く。10年前に1度だけ『あと10年で、定年だろ。年金だけだと、老後に支障が。貯蓄が出来る生活に切り替えんか』と注意したが、結局動かず。あの時に動いていたら、単純計算で1年間の家賃×10年で、2400万円の貯金が出来ていたのに。何が判断を狂わせているのか、これ以上、立ち入る事はしないが」と。