他宗の若住職から「住職(拙僧)のお寺には、お寺の収入の使途に煩く質問する檀家はいますか」と。「いない、かな」「いいですね」「拙僧は収入額が大きい小さいに関わらず、毎夜必ず決算し、晦日(月末)には、担当税理士に届け出を。檀家さん達も、拙僧がそうしているを皆、知ってますもんね。だからかな」と。
【追伸】
この他宗若住職が「先代(父)の時代が、生活が派手だったもので。そりゃ、檀家さんも面白くないですよね」と。「それがわかってるんなら、貴方の時代は大丈夫だね。元来、六波羅蜜(悟り)に至る6つの修行項目、布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧の最初に『布施』を持ってきてあるは、布施を供えて、執着(拘り)の心を断つ為。『お寺に供えた布施が、何に使われているのか気になる』という事は、お寺に供えた布施が、いつまでも自分のお金と思っているからだろうね。執着(欲)を抑えるが大事を悟すには、お寺側の姿勢がやはり、大事になってきますよね。お寺のお布施に対して税金が掛からないのは、檀家さんがみんなで、お寺を維持しているという形が成されているから。お寺に入ってきた収入は、全て住職のお金と勘違いしている住職が偶にいるが、住職も給料でお寺に雇われている事を忘れちゃならんよね。会社に入ってくる収入が全て、社長のものでない様に、お寺の住職も同じ」「了解しました」と。