1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】人間は、自分の心でさえもコントロール出来ず、嘘をついたり、怠けたり、暴飲暴食したりと、自分には甘いくせに、他人の行動には厳しい。

2022-08-01 17:19:44 | 法話
知人食堂(人気店)の大将は面白い人で、常連客が「この前来た時、休みだった。不定休はどうにかならんの」と文句を言うと、大将が「何でわしが、客に合わせにゃならんのや。開けとる時に来い」と一蹴。宅急便、電車など、日本は時間通りが当たり前。この大将、昨今の『自己中心的で、協調性のない風潮』に怒りを。

【追伸】
他にも、国が平和で当たり前。親がいて当たり前。公共機関が、保証(保障)制度が、衣食住諸々が、充実してて当たり前、と。この当たり前が、当たり前になったら、感謝は薄れる。この当たり前が崩れたら、出てくるは不平不満だけ。日本は今、お金さえ出せば、何でも手に入る。壊れたら買い替えりゃいい。工夫して壊れ物、古い物を、活かす必要のない国に。その結果、我慢の出来ない人間が増産。建設的意見を含まん、ただの好き嫌いの文句なら、3歳の幼児でも言える。昨今、安倍元総理の事件以来、知人若者達が「政治家さん達は国内外に関わらず、人間の欲を相手の仕事にて。大変な仕事だと思う」と異口同音に。