1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2404話目】 危機管理能力の無さはここにも。政治家さんにも、懲りない面々が。昨今は国民総パパラッチ。どこでもスマホカメラが。

2022-08-27 11:47:45 | 法話
檀家小学生が「バラエティー番組で、大食いのギャル曽根さんが、浮気防止で旦那さんにGPSを持たせていると。そんなに心配なら、食っちゃえばいいのに(旦那を)」と。「君、凄い発想だな。昔話の読み過ぎかな」「山姥でしょ。僕の両親もギャル曽根さん夫婦と同じ。父さんは信用がなくて、母さんからGPSを」と。

【追伸】
わが寺の檀家さん夫婦にも、凄まじい話はある。50年以上前、拙僧10歳の頃、夜中2時に50代の男性が、お寺の玄関を「住職、開けてくれ、殺される」と必死で叩く音が。父(住職)が玄関を開けると、上半身裸でパンツ一丁の男性が青ざめた顔でそこに。その後ろから出刃包丁を振り回して「〇〇ポ切ってやる」と、追っ掛けてくる鬼の形相の奥さんが。その時も父が時間を掛けて納めたが。拙僧、この状況を見たは2度目にて。2度とも同じ夫婦。この50代男性は、左官で非常に腕は良いのだが、何せ、女性に見境がない。『飲む、打つ、買う』の典型だった。今は夫婦仲良く(恐らく)、わが寺の納骨堂に眠っておられますが。ただ、残念な事に、息子さんが父親と全く同じ人間に成長。親が作った家庭環境で、その親が育てるからね。親に似た子供が育つ確率が高いは当然の事。その息子さんは今、拙僧は行方を知らず。

嘘は必ず露見する。後に必ず結果が出るから。政治家さん達も定期的にやらかす人が出てきますよね。昨今は、国民総パパラッチ状態。どこでもスマホカメラが目を光らせとる。100%自己管理出来る人間なんていないが、ここだけは、というところだけは。自己管理の出来ない政治家さんに、国の管理(危機も含)は、難しいかな。







【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2403話目】 20年前、全身癌で余命僅かの父(先代)が拙僧に「親の死よりも檀家が優先だ。親が死んだくらいで、仕事に支障は」と。

2022-08-26 19:49:54 | 法話
釈尊の主治医が若い頃、名医の門を叩き、弟子入りを懇願。名医はその時「自分で10キロ四方の土地を決め、薬にならない草花を見つけてこい」と。が、探せど、探せど、これは根が、茎が、葉が、花が、種が、薬に。数年後、落胆して戻ると名医が「弟子になるを許す」と。これぞ正しくプロの育成。経験に勝る物なし。

【追伸】
父(先代)の3回忌(17年前)の時、当時16歳の息子が「爺ちゃんが手術台で、内臓を出された状態を見た時、父さんはどう思ったか」と。そう聞かれ、当時の事が脳裏を。「癌は、大腸、小腸、膀胱、腹膜、肝臓、肺にまで転移を。主治医が『見える所は切除しますが、2ヶ月後にはまた癌があちこちに顔を』と。檀家さんの中には『私達が住職を使い殺した』と言われた人がいた。父さんもそれ(苦労を掛けた事)を1番に思ったかな」と息子に。今年で20回忌。生きておれば、92歳。人間は2度死ぬ。1度目は、この肉体が滅ぶ時。2度目は、故人(私)を覚えている人達(伴侶、子供、知人など)が死ぬ時、一緒に。1度目の死までは、自分の力で何とでも修正が出来る。が、1度目の死から2度目の死までは、生き様しか残らない。拙僧の父(先代)は、私の子供達(父の孫達)に素晴らしい生き様を残してくれております。よく「人間、死んだら終わりよ」という人がいるが、いやいや、そうではないよね。








【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2402話目】 子育ては、親の主観をどれだけ抑える事が出来るかが、鍵。子供は、親の所有物に非ず。1人の人格者として対応を。

2022-08-26 19:04:14 | 法話
檀家の母親が「私なりに懸命に子育てを。なのに」と。対し拙僧「一生懸命の方向が間違っていたのでは」「では、どうすればいいですか」「子供の為、と思ってやってきた貴女のやり方の真逆をやってごらんなさい。不本意であろうと」と。半年後、結果は好転を。親の主観の押し付けは、子供にとっては負担でしかない。

【追伸】
この話には前項が。実はこの母親の子供、中学2年になる娘さんから「このままだったら、大好きな母親が嫌いになりそう。嫌いになりたくない」と事前に相談を受けていた。その後に母親が拙僧のところへ。最後にこの母親に「子育ては『ヤドカリ方式』にて。突けば、突くほど、中に入って行きよる。ほっといてごらん、出てきよるから。但し、出てきた場所が子供にとって、安らげる場所ならですよ。親は子供が安らげる場所さえ、構築しとけば、それでよか」と。






【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 安倍元総理の他界直後、259ヵ国、1700以上の弔意が。国として弔問場所を設けるは、礼儀として当然、当たり前でしょ。

2022-08-25 15:59:23 | 法話
葬式会葬者の数を見れば、社会にどれ程に貢献された方(故人)かが、一発でわかる。家族が望もうと、望むまいと、故人より恩を受けた人達は、必ず足を運んで来られる。一般では『葬式反対』の意を唱える人達は少ないが、故人の葬式をするが嫌なら、参列しなきゃいいだけ。会場での不満顔は、会葬者に対し失礼千万。

【追伸】
900回以上も葬儀をしてくると、その形は様々にて。が、共通して言える事は、反対者や否定者は、声がでかい。正論を言う人は、落ち着いて、物静かに、声を発するが、無理を通そうとする人達は、大声張り上げんと無理が通らんから、喧しい。嫌なら参列しなきゃいいだけなのに。静かに恩を返そうとされてる方々の邪魔にて。この度の安倍元総理の国葬、外国からわざわざ参列されている人達に対し、ほんと失礼。人格者(成人)の行動とは到底思えん。子供達が大人の行動を見とりまっせ。反対者の中には神格化を持ち出して騒いでる人がいるが、そう簡単に神格化など出来ないよ。何でもかんでも阻止する為の理由付だね。




【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2401話目】 知人社長が、後継者の息子に「社長が社員を選んでおると思うなよ。社長も社員から選ばれる立場であるを忘れるな」と。

2022-08-25 11:56:30 | 法話
40年前大学を卒業、副住職としてお寺の業務に着いた頃、檀家爺様から「何千坪の土地に何百坪の家屋。裸一貫から作り上げようとしたら並大抵では。少しは辛抱せにゃ。息子夫婦はそれがわかっとらん。若(拙僧)、お前もじゃ。親の功績の上に胡座をかいとったら、その内、檀家から愛想尽かされて1人になるぞ」と。

【追伸】
この爺様(お百姓)には事ある毎に「神輿は担いでくれる人がおるから、その上に乗る事が出来るんじゃ。担がれる人間が軽かったら、担ぎ手も担ぎ甲斐がないぞ。先代の様に、担ぎ甲斐のある住職になれ。神輿は『腰の痛さに、肩の痛さ』と言って、乗る者も担ぐ者も、それなりに辛抱がいるもんじゃ。お互いの痛みを知らにゃ、神輿は思う様には動かん」と。