昨日は、メンタルクリニックの日でした。
レクサプロの量を4分の3錠に増やしてから息子の調子が良くなってきているので、このままの量を続けることになりました。
「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠7.5mg(3/4錠)」処方。
学校の先生が厳しくなったり等、何かのきっかけで不安が強くなってしまうようですが、この1ヶ月間でリスパダール内服液を飲んだのは3回だけなので、確かに落ち着いてはきているようです。
週3回に増やしたいと言っていたサッカースクールですが、
「来月も週1回でいい。」
と、息子から言ってきました。
サッカークラブも休部のままです。
私は、ニュートラルに徹しようと思い、息子にも、息子自身が決めたことを応援すると伝えていたので、
「もし、11月から増やしたいと思ったら、10月末までに言ってね。」
とだけ伝えました。
今回は、私一人だけで診察に来ていたので、また気になることを先生に聞いてみました。
「手先が不器用で、靴下が上手く履けないんです。
普段の靴下は履きやすいものを選んでることもあり、問題なく履けるのですが、サッカーの長いソックスは何度練習してもうまく履けないんです。
信じられないくらい時間がかかって、それでもちゃんと履くことが出来なくて、それがサッカークラブを休部した原因の一つにもなっているかと思うのですが・・・。
これも特性のせいなのでしょうか? もっともっと練習させれば上手になるのでしょうか?」
サッカースクールでは、家でソックスを履いたきり帰ってくるまで脱ぐことはないのですが、クラブでは履き替えることがあります。
また、スパイクを履くのも同様にものすごく時間がかかります。
「特性と言えば特性ですが、時間がかかっても、上手く履けなくても、サッカーがやりたいと思うならいいと思いますよ。
少しでも上手に履くことが出来たときは、ほめてあげてください。」
ありのままを受け入れることが大切だということでしょうか。
分かってはいるのですが、何とかしてやれないものかという思いが強くて、先生の答を物足りなく感じるのでした。
自宅までの約1時間、車を運転しながら考えました。
息子の不器用は、発達性協調運動障害(統合運動障害ともいう)というもので、麻痺があるわけではないのに、簡単に出来そうなことでも出来ないのです。
5年生になっても、ハサミを使ったり、紙をノリで貼り付けたりするようなことも上手く出来ません。
それでも、やり続けることに意味があります。
やらなければそのままだけれど、やり続けることによって少しずつ上達しているのです。
それが、目に見えてはっきり分かるものもあります。
低学年の頃からは考えられないくらいしっかりとした字が書けるようになりました。
ソックスもきっと同じなのでしょう。
履き続けることで少しずつ上手になるのだと思います。
無理して練習することはないけど、好きなサッカーをするためにソックスを履くことで、間違いなく協調性運動の訓練になっているのです。
本人がイライラしてしまうのは仕方がなくても、見ている私がイライラしたり、不憫に思うことはないのです。
少しでも上手く履けたら、ほめるべきこと。。。
私には、それぐらい出来なくてどうする?という思いが強すぎるのかもしれません。
努力している息子をほめる余裕もないくらいに。。。
療育とかトレーニングによって上手く出来るようになることも大切だけれど、それよりも、うまく出来ないことを受け入れ、そのことでくじけない心の強さの方がもっと大切なのかもしれません。
親もまだまだ成長途中です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます