やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

ソーシャルスキル・トレーニング

2015年05月26日 | ソーシャルスキルトレーニングとその他支援

今日は、息子の通級教室で、ソーシャルスキル・トレーニングがありました。

 

「ソーシャルスキル」とは、対人関係や集団行動を上手に営んでいくための技能(スキル)のことです。
「こんなときには、どうしたらいいのかな?」というのを分かりやすく教えてくれる時間で、通級教室では、月1回ぐらい行ってくれます。

普段の通級教室は、クラスメート2人との3人ですが、ソーシャルスキル・トレーニングの時はもう少し多い人数で、今回は、4年生7人が集まって行われました。

 

はじめに、一人ずつ自己紹介をして、「今、はまっているもの」を発表しました。
次に、先生が一人ずつに質問し、児童は答と理由を発表します。
二つを合わせて、今度は、先生がみんなに問題を出します。

「レゴゲームにはまっていて、カブトムシが好きな人は誰ですか?」
という感じです。

お友達の話をしっかり聞いて、普段の教室では、あまり手を挙げられない子供達が、
「はい!はい!」と元気に手を挙げて発表していました。

 

次に先生方のロールプレイング。

コンパスを使って円を描こうとしているのですが、うまく出来ません。
先生が「こうしたらいいよ」と、アドバイスをしてくれるのですが・・・。

Aさんは、「もう、無理!」と叫んで教室から飛び出してしまう。
Bさんは、物に当たって、コンパスやプリントを机から落としてしまう。
Cさんは、アドバイスを聞いて、舌打ちし、「分かってんねん!」と声を荒げる。
Dさんは、泣き出してしまう。

という具合です。

 

子供達は、手を挙げて、それぞれの悪い所を発表し、周りの人の気持ち、そんな時どうしたらいいかを発表します。

「苦手なことも努力して頑張る」
「あきらめたらあかん」
「イライラせんと落ち着いたら、出来るようになる」
「人の話を聞く」
「教室から出て行ったら、心配する」
「『分かってんねん』って怒らんと、『ありがとう』って言う」

などの前向きな言葉がいっぱい出て、最後に、子供達が良い態度のロールプレイングをします。

息子も手を挙げて、ロールプレイングに挑戦しましたが、演技ではなく、本当にコンパスが使いこなせなくて苦戦していました。

でも、イライラせずに一生懸命やっていたから、格好良かったよ

 

最後は、3つの特徴にあった絵カードをとるという、カルタのようなゲームでした。
子供達は、真剣そのものの表情で取り組んでいました。

 

あっという間の1時間でした。

 


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