今日は、息子の通級教室で、ソーシャルスキル・トレーニングがありました。
「ソーシャルスキル」とは、対人関係や集団行動を上手に営んでいくための技能(スキル)のことです。
「こんなときには、どうしたらいいのかな?」というのを分かりやすく教えてくれる時間で、通級教室では、月1回ぐらい行ってくれます。
普段の通級教室は、クラスメート2人との3人ですが、ソーシャルスキル・トレーニングの時はもう少し多い人数で、今回は、4年生7人が集まって行われました。
はじめに、一人ずつ自己紹介をして、「今、はまっているもの」を発表しました。
次に、先生が一人ずつに質問し、児童は答と理由を発表します。
二つを合わせて、今度は、先生がみんなに問題を出します。
「レゴゲームにはまっていて、カブトムシが好きな人は誰ですか?」
という感じです。
お友達の話をしっかり聞いて、普段の教室では、あまり手を挙げられない子供達が、
「はい!はい!」と元気に手を挙げて発表していました。
次に先生方のロールプレイング。
コンパスを使って円を描こうとしているのですが、うまく出来ません。
先生が「こうしたらいいよ」と、アドバイスをしてくれるのですが・・・。
Aさんは、「もう、無理!」と叫んで教室から飛び出してしまう。
Bさんは、物に当たって、コンパスやプリントを机から落としてしまう。
Cさんは、アドバイスを聞いて、舌打ちし、「分かってんねん!」と声を荒げる。
Dさんは、泣き出してしまう。
という具合です。
子供達は、手を挙げて、それぞれの悪い所を発表し、周りの人の気持ち、そんな時どうしたらいいかを発表します。
「苦手なことも努力して頑張る」
「あきらめたらあかん」
「イライラせんと落ち着いたら、出来るようになる」
「人の話を聞く」
「教室から出て行ったら、心配する」
「『分かってんねん』って怒らんと、『ありがとう』って言う」
などの前向きな言葉がいっぱい出て、最後に、子供達が良い態度のロールプレイングをします。
息子も手を挙げて、ロールプレイングに挑戦しましたが、演技ではなく、本当にコンパスが使いこなせなくて苦戦していました。
でも、イライラせずに一生懸命やっていたから、格好良かったよ
最後は、3つの特徴にあった絵カードをとるという、カルタのようなゲームでした。
子供達は、真剣そのものの表情で取り組んでいました。
あっという間の1時間でした。
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