現在の社会では、「終わりの日の対処しにくい危機の時代」を反映し、何事も自分の考えが最善で、他の人の助言を聞き入れず、固執し続ける人たちがたくさんいらっしゃいます(テモテ第二3:1)。あなたの周りは如何でしょうか。ご自分の考えが最善と考え、固執し続けて良い場合は、神エホバの教え・ご意志に調和している場合のみです(マタイ7:21)。
聖書の箴言(しんげん)は、次のように教えています。
「心をつくしてエホバに依り頼め。自分の理解に頼ってはならない。あなたのすべての道において神(エホバ)を認めよ。そうすれば、神(エホバ)ご自身があなたの道筋をまっすぐにしてくださる」(箴言3:5,6)。
上の聖句に示されている通り、自分自身の理解に頼るのではなく、自分の生き方すべてにエホバを認め、信頼し、「心をつくしてエホバに依り頼め」と、命じられています。そうすれば、エホバ神ご自身が、私たちの歩む道筋をまっすぐにしてくださる、つまり義に沿った成功に導いてくださると、保証されています。
では、神エホバは何故、私たちに生き方すべてに「心をつくしてエホバに依り頼め」と、命じておられるのでしょうか。それは、聖書は次のことを教えています。
1.エホバのお考えは私たち人間の考えよりすべての点で高いからです(イザヤ55:9)。
2.私たち人間は、罪を犯したアダムの子孫であり、罪深く、能力に限界があることをご存知だからです(ローマ5:12.エレミヤ10:23)。
3.お父さんエホバは、人間が快い道、平安の道、命の道を歩むことを願っておられるからです(箴言3:17,18.イザヤ48:17,18)。
4.私たちが人生の目的を見いだし、幸福に生きることを願っておられるからです(マタイ5章~7章)。
5.私たちが、神の王国の真理を学び、間もなく回復される義の宿る地上の楽園に招き入れ、そこで永遠の命を享受するようにするためです(ルカ4:43.マタイ24:14、ペテロ第二3:10~13.啓示21:4)。
6.唯一まことの神エホバとエホバがお遣わしになったイエス・キリストに関する正確な知識を取り入れ、永遠の命に導くためです(ヨハネ17:3)。
7.知恵の源の神エホバから知恵と識別力を学び、適用し、私たちが人生において成功するためです(箴言2:1~11;3:13~18.詩編1:1~3)。
聖書は、私たちには能力の限界があるゆえに、謙遜に、神エホバの教えを学び、生活のすべての分野で、そのご意志を守り行なうように、教えています。それは、私たちが最も幸福な人生を歩むための、過分のご親切に満ちたエホバの備えなのです。
箴言3章6節には、エホバ神ご自身がわたしたちの「道筋をまっすぐに下さる」と、記されていますが、この言葉が真理であることは、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの福音書に記されたみ子イエスの足跡を調べれば、確証できます。さらに、分かりやすいのは、神エホバが創造された、創造物を観察すると直ぐに理解できます。例えば、渡り鳥を観察すれば、何千Kmも飛んで目的地に行くためのナビゲータが小さな頭の中に備えられ、目的地に着くことができます。また、太陽の周りを走る地球の周回軌道を調べればお分かりの通り、その軌道はそれることなく、同じ時速10万7千Kmの猛スピード走り、同じ位置に戻り周回を永遠に続けます。エホバの備えの道筋は変動することはありません。私たちの生き方に関する導きも同じです、神エホバは、愛と公正と知恵と力の源の神であることを忘れないで、常にエホバに依り頼む方々は幸いです。
走り寄り みかん恵まる 奉仕かな 今日の一句
花売り場の「菊」