皆様方も幼い時から好奇心を働かせ、さまざまな事柄を探究し、成長されて来たに違いありません。引き続き、好奇心を働かしてくださり、神エホバのご意志の神聖な奥義を親しんでくださり、神エホバの深い愛と知恵と公正(義)がどのように反映されているのかを、ご理解してくだされば嬉しく存じます。今日は、神エホバのご意志の神聖な奥義:アブラハム契約についてお伝え致します。
最初の人間アダムとエバがエデンの園から追放されてから(創世記3:23,24)、2,000年以上後、神エホバは忠実な僕アブラハムにこう言われました。「わたし(エホバ)はあなた(アブラハム)の胤を確かに殖やして天の星のようにする。そして、あなたの胤によって地のすべての国の民は必ず自らを祝福するであろう。あなた(アブラハム)はわたし(エホバ)の声に聴き従ったからである」(創世記22:17,18)。このエホバ神の言葉は単なる約束ではありませんでした。神エホバはそれを法的な契約の形に整え、破られることのない誓いをもって裏書されたのです(創世記17:1,2.ヘブライ6:13~15)。主権者なる主エホバが、人類を祝福することについて契約まで結ばれたことは、驚くべきことではないでしょうか。この契約をアブラハム契約と言います。
このアブラハム契約は、神エホバの約束された胤が人間として来ることを明らかにしました。それはアブラハムの子孫から生じるのです。では、それはいったいだれなのでしょうか。やがて神エホバは、アブラハムの息子たちのうち、イサクの二人の息子のうちヤコブが選ばれました(創世記21:12;28:13,14)。後にヤコブは、自分の12人の息子の内の一人に向かって、次のような預言的な言葉を語りました。「笏はユダから離れず、司令者の杖もその足の間から離れることなく、シロ(それが属する者)が来るときにまで及ぶ。そして、もろもろの民の従順は彼れのものとなる」(創世記49:10)。このようにして、神エホバは漸進的に、その約束の胤がユダの子孫であり、王であることが分るようにされました。
神エホバのご意志の神聖な奥義は、次にイスラエルとの契約によって、少しづつ進展してゆきます。次回にそのことをお伝え致します。引き続きお読みくだされば嬉しく存じます。
おしどりや 鴨らと泳ぐ 広き川 今日の一句
市内真珠店の「生け花」