皆様方のお住いの地域や職場にも、「心が賢く」、しかも温和で謙遜な方が多いでしょうか(ヨブ9:4)。私たち人間は、進化ではなく男性も女性も神の像(かたち)に創造されていますので、そのような特質を発揮することが出来ます(創世記1:26.27)。「心が賢く」、しかも温和で謙遜な方が多ければ、とても快く、平安で義に満ちた生活を送ることができるに違いありません。今日から、偉大な創造者エホバ神は「心が賢い」、しかも温和で謙遜、ということについて聖書からお伝え致します。
父親が、幼い我が子に大切な教訓を与えようとしています。何とかして心を動かしたいと思います。どのような接し方をすればよいのでしょうか。あなたは、どうなさいますか。幼い子供を威圧的に見下ろし、厳格な言葉遣いで話すべきでしょうか。それとも、子供と同じ高さまで身をかがめ、訴えかけるような温和で謙遜な話し方をなさるでしょうか。言うまでもなく、心が賢く、温和で謙遜な父親なら、後者の、その特質を反映した話し方をするのではないでしょうか。
偉大な創造者エホバ神は、父親としてどのような方でしょうか(伝道の書12:1)。ごう慢、それとも謙遜、厳格、温和な方でしょうか。神エホバはすべての事をご存知の全知全能の方です(創世記17:1.啓示16:14)。とはいえ、あなたは、知識や知力がある人が、「神の像(かたち)」に創造されていることを知らず、温和で謙遜とは限らないことをお気付きではないでしょうか。聖書はこのように警告しています。「知識は人を思い上がらせ」ます(コリント第一3:19;8:1)。聖書が警告している通り、人によって、知識の善用ではなく、誤用をします。しかも、立場の高い人が知識の悪用をし続けます。しかし、神エホバは、「心が賢く」、しかも怒ることに遅く温和で謙遜な方です出エジプト記34:6,7.ヨブ9:4)。神エホバは、私たちが立場が低いとか、能力に限界があるとか、誤りを繰り返すとか、いった事柄を温かく見守り、平安と義が満ちるように益することのみを教えてくださいます(イザヤ48:17,18)。神エホバには、ある人間に見られるようなごう慢さのかけらもありません。
神エホバは聖なる方です(啓示4:8)。ですから、汚れをもたらす特質でるごう慢さが全くありませんマルコ7:20~22)。さらに、預言者エレミヤが、神エホバに向かって語った次の言葉に注目してください。「あなたの魂(エホバご自身)は必ず思い出してくださり、わたしの上にかがみます」(哀歌3:20)。お分かりでしょうか。神エホバは宇宙の主権者なる主であるのに、不完全な人間であるエレミヤに好意を向けるために「かがむ」、つまりエレミヤの高さまで下りてこようとされたのです(詩編113:7)。神エホバはまさに謙遜な方であることを示しています。では、神エホバの謙遜さには、何が含まれているのでしょうか。その謙遜さが神エホバの深い知恵と、どんな関係があるのでしょうか。神エホバの怒ることに遅い温和や謙遜さがわたしたちにとって重要なのはなぜでしょうか。次回は神エホバがどのように温和で謙遜さを示しておられるか、についてお伝え致します。引き続きお読みくだされば幸いです。
「参照資料」:ものみの塔聖書冊子協会発行の、「エホバに近づきなさい」誌。
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