偉大な創造者エホバ神は、ご自分の預言者イザヤを通し、ご自分の民を慰めているのは、神ご自身であることを明らかにされました(イザヤ51:12,13)。それゆえ、死にゆく人間に恐れを抱かないように諭されました。
神エホバの民イスラエル人は、しばらくの間バビロンに捕囚となり、虐げを受けますが、にわかに解放の時が訪れます。バビロンで絶滅させられることも、捕らわれ人のまま餓死することもありません。命を失って、シエオル(墓穴)に行くことはないのです(詩編30:3;88:3~5)。神エホバは、イザヤを通して次のように保証されました。
「鎖につながれてかがんでいる者は、間もなく自由にされる。死んで墓穴に入れられることはなく、パンに事欠くこともない」(イザヤ51:14)。
神エホバは、引き続きイザヤを通してご自分の民を慰め、次のように言われました。
「私はあなたの神エホバであり、海をかき回して波を荒立たせる。名は、大軍を率いるエホバ。私(エホバ)の言葉をあなたの口に入れ、私の手の陰であなたを覆う。天を植え、地の土台を据え、シオンに「あなたは私の民」と言うために」(イザヤ51:15,16)。
聖書は、力を及ぼして海を制御する神エホバの能力に何度も言及しています(ヨブ26:12.詩編89:9.エレミヤ31:35)。神エホバは、ご自分の民をエジプトから救出した際に示された通り、神エホバは自然界の力を完全に制御することができます。「大軍を率いるエホバ」にいささかでも並び得る者はいません(詩編24:10)。
当時のイスラエル人は、依然として神エホバの契約下の民であり、神エホバは、彼らが故国に帰還しても、もう一度神の律法のもとで暮らすことを保証されています。そのことを上の聖句では「私(エホバ)の言葉をあなたの口に入れ」る、と保証されたのです。彼らは故国に帰還し、エルサレムと神殿を再建し、神エホバがモーセを通して結ばれた契約のもとでの各種の務めを再び果たせるようになります。帰還するイスラエル人が家畜を連れて再びその地に住み着いてゆく時、「新しい地」が生まれます。そして、その上には、新しい統治機構である「天を植え」られるのです(イザヤ65:17,19.ハガイ1:1,14)。神エホバは再びシオン・エルサレムに向かって「あなたは私の民」と明言されます。
次に神エホバは何を促されるでしょうか。次回に引き続きお伝え致します。
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