偉大な創造者エホバ神は、ご自分の預言者イザヤを通し、遣わされるイエスは、虐げられ、苦しめられることを告げられました(イザヤ53:7)。後に遣わされたイエスには、イザヤの預言が成就しました。
次にイザヤは、遣わされるイエス・キリストの苦しみと辱めに関するさらに詳細な点を挙げ、次のように記しています。
「彼(遣わされるイエス)は不当な裁きを受けて取り去られた。誰が彼の家系の詳細を知ろうとするだろうか。彼は地上から除かれた。私の民の違犯(罪)のゆえにむちで打たれた」(イザヤ53:8)。
イエスが、宗教指導者たちに捕らえられ、公正な裁きが「取り去られた」のです。イエスの敵たちは、普通の犯罪人にも与えられる公明正大な扱いを差し控えることに依り、イエスを辱めました。イエスの裁判における扱いは、神エホバの教える公正をあざ笑うようなものでした。
イエスを除き去ることを決めていた、ユダヤ人の宗教指導者たちは、自分たちの規定おも破りました。当時の審理上の規定はすべて、無視されたのです(マタイ26:57~68)。偽証を行う者たちの言葉も受け入れました(出エジプト記20:16.マルコ14:55,56)。神エホバは、うそや偽証は殺人罪と同じに扱う教えを与えておられました(格言6:16~19)。
さらに、イエスに敵対する者たちは、自分たちの前で審理に掛けられている罪のないイエスの本当の人物像や言動を知るための調査も行いませんでした。裁判を行う者は、イエスが約束のメシア、つまりイエス・キリストであることの必要条件を満たしていることも考慮しませんでした。それどころか、イエスが神エホバを冒とくした罪に仕立て、死刑の判決を下したのです(マルコ14:64)。かつ、イエスは、むちで打ちたたかれたのです。イザヤの預言の詳述はイエスに成就したのです。
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