神エホバは、嫉妬心を憎まれます。神は嫉妬ではなく、他の人の祝福を共に喜ぶ人を祝福されます。さて、レアはヤコブの子供・男の子4人を授かりましたが、引き続き子供を授かるでしょうか。聖書は次のように記しています。
「さて、小麦の収穫の時期に、ルペン(レアの長男)は野原を歩いてコイナスを見つけ、母レアの所に持ってきた。するとラケルがレアに言った。「あなたの子(ルペン)が持ってきたコイナスを少しもらえませんか」。レアは言った。「私の夫(ヤコブ)を取っただけではまだ足りないのですか。今度は私の子(ルペン)のコイナスまで取ろうとするのですか」。ラケルは言った。「分かりました。では、あなたの子のコイナスをもらう代わりに、今夜はあなた(レア)があの人(ヤコブ)と寝ていいです」。
夕方、ヤコブが野原から戻って来た時、レアは迎えに出てこう言った。「あなた(ヤコブ)は私(レア)と関係を持つことになっています。そのために私は息子のコイナスを支払ったのです」。そこでその夜、ヤコブはレアと寝た。神(エホバ)はレアの願いを聞き入れ、レアは妊娠して、5人目の男の子を産んだ。その時レアは言った。「私の召し使いを夫に差し出したので、神(エホバ)は報酬を下さった」。それで彼女(レア)はその子をイッサカルと名付けた。レアはまた妊娠し、6人目の男の子を産んだ。その時レアは言った。「神(エホバ)は素晴らしい贈り物を下さった。これで夫(ヤコブ)は私(レア)のおことを受け入れてくれる。あの人(ヤコブ)の子を6人も産んだのだから」。それで彼女はその子をゼブルンと名付けた。その後、彼女(レア)は女の子を産み、ディナと名付けた。
ついに神エホバはラケルのことを思い起こした。神は彼女の願いを聞き入れ、子供ができるようにした。ラケルは妊娠して男の子を産んだ。その時ラケルは言った。「神(エホバ)は私(ラケル)の恥辱を取り去ってくださった!」。それで彼女はその子をヨセフと名付けた。「エホバは私(ラケル)に息子を加えてくださった」と言った」(創世30:14~24)。
上の聖句を読むと、現代社会に生きる私たちにとって、姉レアと妹ラケルが一人の夫ヤコブをめぐるやり取りは、驚きを感じます。レアも4人の男の子授かった以降は子供が生まれなくなっていましたが、夫のヤコブと関係を持ち、5人目、6人目の男の子を産み、7人目は女の子ディナを産んだことが記録されています。レアは授かった子供たちは、神エホバからの贈り物、と言って、神エホバに感謝を表しています。
一方ラケルの願いも神エホバは思い起こされ、男の子を授かり、ヨセフが誕生しました。その時、ラケルも神エホバが子供を授けてくださり、神エホバが恥辱を取り去ってくださった、と感謝を述べています。神エホバは、辛抱強く願いを求める者にも、憐れみを示して報いてくださり神であることが分ります。ですから、イエスは神エホバに何事も辛抱強く願い求めるなら、必ず報いを与えてくださることを教えられました。
さて物事はどのように進展するでしょうか。次回に引き続き紹介致します。
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受付嬢 笑みの爽やか 夏の午後 今日の一句
届いた「絵葉書」