ヤコブは兄エサウに対し平和を求め、先頭に進み7回もひれ伏して迎えました。さらにヤコブは沢山の家畜を贈り物として選び、エサウに差し出しました。物事はどのように進展するでしょうか。聖書は次のように記しています。
「その後エサウは言った。「さあ出発しょう。私があなたの先を進みます」。ヤコブは言った。「お気付のことと思いますが、子供たちは体力がなく、私が世話している羊や牛は子に乳を飲ませています。1日っであってもあまり速く進むと、群れは死に絶えてしまうことでしょう。どうぞ、お兄様、ぜひ先に進んでいってください。私の方は、家畜と子供たちに合わせてゆっくり旅を続け、セイルのお兄様(エサウ)の所に参ります」。エサウは言った。「よければ、私と一緒にいる何人かをあなたの所に残しましょう」。ヤコブは言った。「そうしていただくには及びません。お兄様の好意をえられるだけで十分です」。それでエサウはその日、セイルに向けて帰って行った。
ヤコブはスコトに行き、自分の家と家畜小屋を造った。それでヤコブはその場所をスコトと名付けた。
パダン・アラムから旅をして来たヤコブは、カナン地方のシュケムという町に無事に着いた。そしてその町の近くに宿営を張った。ヤコブは、シュケムの父ハモルの子たちに100枚のお金を払い、天幕を張った土地の一面を取得した。そしてそこに祭壇を作った。ヤコブはその祭壇を「神はイスラエルの神(エホバ)である」と呼んだ」(創世33:12~20)。
上の聖句に記されている通り、ヤコブは子に乳を飲ませている家畜や、体力の弱い子供の歩調に歩みを合わせる、優しい気遣いを示しています。さらに、兄エサウからの不必要な物質的な気遣いは断り、ヤコブは、兄エサウの好意が得られれば十分であることを伝えています。ヤコブは物質よりも人の親切な心が大切なことを明らかにしています。私たちはヤコブから沢山のことを学ぶことができます。
次回はヤコブの娘ディナの行動が記されていますので、引き続き紹介致します。
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蛇の口 開いた様の メドセージ 今日の一句
庭に咲いている「バラ」