ヤコブは正直に勤勉に働き、神エホバの祝福を得て、とても裕福になり、多くの家畜の群れ、男女の召し使いを持つようになりました。さて、どのようなことが生じるでしょうか。聖書は次のように記しています。
「やがてヤコブは、ラバンの息子たちが次のように言っているのを聞いた。「ヤコブは父のものを全部取った。父のものからあれほど多くの財を築いた」。またヤコブは、ラバンの顔色を見て、自分に対する態度が以前とは違うと感じていた。ついにエホバはヤコブに言った。「あなたの父祖たちの土地に、あなたの親族の所に帰りなさい。これからも私(エホバ)もあなた(ヤコブ)と共にいる」。そこでヤコブはラケルとレアを、自分の家畜の群れがいる野原に呼び寄せた。そして2人に言った。
「私(ヤコブ)に対するあなたたち(レアとラケル)のお父さん(ラバン)の態度は変わってしまいました。でも私の父の神(エホバ)は私と共にいてくださいました。よく知っていると思いますが、私(ヤコブ)は力を尽くして(あなたたちの)お父さん(ラバン)に仕えてきました。それなのにあの人(ラバン)は私をだまそうとして、報酬を10回も変えました。それでも私は、神(エホバ)のおかげで損害を受けることはありませんでした。あの人(ラバン)が「ぶちのものを報酬にする」と言えば、群れ全体がぶちのものを産み、「しまのものを報酬にする」と言えば、群れ全体がしまのものを産みました。そのようにして神(エホバ)はお父さんの家畜を取り上げて、私に与えて来られました。家畜が発情する頃、私は夢で、交尾している雄ヤギがしまやぶちや斑点のものであるのを見ました。そして夢の中で、真の神エホバの天使が「ヤコブ!」と言ったので、私は「はい」と答えました。天使はこう続けました。「御覧なさい。交尾している雄ヤギはどれも、しまやぶちや斑点のものです。私は、ラバンがあなたに対してしていることを全て見てきました。私は、ベテルであなたに現れた真の神(エホバ)です。あなたはそこで記念碑に油を注ぎ、私(エホバ)に誓約しました。さあ、この地方から出て、生れ故郷に帰りなさい」」(創世記31:1~13)。
上の聖句に記されている通り、伯父ラバンの息子たちが、ヤコブの働きとエホバの祝福によって伯父ラバンも裕福になったことを忘れ、ヤコブを盗人扱いにしています。伯父ラバンもヤコブに対する感謝の態度を変えていました。ヤコブは自分の妻として与えられたレアとラケルに、神エホバが共にいてくださり、力を尽くしてラバンに仕えたことを話しています。そして、真の神エホバがみ使いを遣わして、「故郷に帰りなさい」と指示されたことを説明しています。
さて物事はどのように展開し、つまのレアとラケルはどのように行動するでしょうか。次回に引き続きお伝え致します。
WWW.JW.ORG
夏の雨 続きて気温 下がりけり 今日の一句
庭に咲いている「ニラの花」