ヨシュアをだました人々に、イスラエルの長老たちは、彼らを生かしておくが、イスラエルの民のためにまきを集める者、水をくむ者としての重労働を課すことにしました。ヨシュアはさらにどのように対応するでしょうか。聖書には次のように記されています。
「ヨシュアは彼ら(ヨシュアをだました人々)を呼んで、こう言った。「あなたたちはそこに住んでいるのに、どうして「非常に遠い所から来た」と言って、私たちをだましたのですか。あなたたちは今後、卑しい者です。ずっと奴隷(当時の奴隷とは日雇い労働者)となり、私の神(エホバ)の家のためにまきを集め、水をくむのです」。彼らはヨシュアに答えた。「私どもは、あなたの神エホバがご自分の奉仕者モーセに、この土地全てを皆さんに与えて住民全てを全滅させることをお命じになったことをはっきりと知らせたのです。それで、皆さんのゆえに自分たちは殺されるのではないかと不安になりました。ですからあのようにした(遠くから来たように変装した)のです。どんな扱いも受け入れます。正しくて良いと思われることを何でも行ってください」。
ヨシュアは彼らにそのようにした。そして彼らを守り、イスラエル人に殺させなかった。その日、ヨシュアは彼らを、神が選ぶ場所で民およびエホバの祭壇のために薪を集める者、水をくむ者とした。今もそうである。」(ヨシュア9:22~27)。
上の聖句に記されている通り、ヨシュアはだました人々に率直に尋ね、彼らが取った行動の弁明を聞いています。一方的に裁くことなく、彼らの言い分を聞いています。ヨシュアをだました人々は弁明の最後に、「(エホバ神が)正しくて良いと思われることを何でも行ってください」と言葉を添えています。彼らは神エホバとヨシュアに全き信頼をおいていたことが分かります。ヨシュアは当初、長老たちが約束した通り、命を守り、薪を集める者、水をくむ者として用いることを決めています。ヨシュアは長老たちが約束した事項を守っています。こうしたヨシュアの温和な態度と約束を守る態度に見倣うことができるでしょう。
こうしたヨシュアはの対応は、地域の王たちにどのような影響を与えるでしょうか。次回に引き続きお伝え致します。
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