東日本大震災(2011年3月11日)から年が明けました。「謹賀新年」とはなかなか言えない新春。月日の流れだけは、長いような、「あっ!」という間のようなそんな10ヵ月がすぎようとしています。気がつけば、新春。東京・神奈川ではもう一月もすれば梅が盛りを迎える。それから<2011年3月11日午後2時46分>まではまた「あっ!」と言う間でしょう。そして、更に、それから「光速よりも速い」だろう1~2週間がすぎれば桜さんは満開モード、鴨。「年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず」です。
昨年、福島県南相馬市や浪江町、岩手県と宮城県の三陸海岸で被災されたブログ友や知人とあれやこれや連絡を取り、励まし励まされたこの10ヵ月。現在、帰郷している郷里の福岡県大牟田市で、この300日余りのあれこれを反芻しています。これ非被災者の「優雅な思索」か。そうかもしれません。而して、その結論は、
自分の<持ち場>でベストを尽すのみ
という平凡なもの。実に、これ非被災者の「優雅な結論」なの、鴨。しかし、デカルトのコギト、カントの先験的統覚、ウィトゲンシュタインの言うところの「世界と私の境界としての自我」と同様に、この結論はやはり私が<私>として生きていく限り否定できない<定点>のように思います。だからもう一度、
自分の<持ち場>で世の一隅を照らすのみ
そう言えば、『鏡の国のアリス』の中で赤の女王様はアリスに「人は同じ所に止まっているためには最低でも二倍のスピードで走らなければならない」と語っています。ビックバン以降、<私>をも包み込んでいる世界がその辺境では光速よりも早く膨張しているという物理学者の話が満更嘘ではないとすれば、この赤の女王様の箴言はなにほどか(日本史上希に見る無能な民主党政権下の政治に憤りつつ/呆れつつ、)東日本大震災からの復興に向かおうとしている我々日本人に教訓を与えているの、鴨。止まっているだけでも二倍なら、復興には少なくとも三倍の速さで走らなければならないの、鴨と。
ではどう走る。
蓋し、いずれにせよ、
世界は私を中心に廻っているわけではありません。ならば、生きていくために食べて寝て笑って泣いて、そして、食べて寝るために働く。学生なら学ぶ。子供なら遊ぶ。これらの基本線を満たすべく、自分に与えられた<持ち場>で頑張る。でも、頑張りすぎない。きちんと頑張る。頑張るために休む。きちんと休む。これらの当たり前のことがやはり大切なんだな、と。この10ヵ月を反芻して私はそう考えています。
精力善用
道は近きにあり
日々是好日
敬天愛人
人生至る所、青山あり
そして、
継続は力なり
日々是決戦
要は、
吾唯足るを知る、なの鴨
畢竟、ソークラテースがその生命をかけて表現した如く、人間は善く生きなければならない。そして、善く生きるためには人間は強くならなければならない。ならば、人生の目的とは、蓋し、善く生きることであり、善く生きるために強くなることと言えるの、鴨。ならば、まずしっかり食べてきちんと寝る、そして、ちゃんと働き学ぶ。これが基本なの、鴨。なぜならば、どんな場合でも、<山より大きな猪>は出ないのでしょうから。そして、実は、大東亜戦争後の日本の復興というのは日本人がこれらの基本を遵守励行した結果にすぎないの、鴨。と、こんなことを昨夜来考えました。
而して、この点で大変共感を覚えたブログ友の記事を紹介します。昨年の大震災の翌々日に書かれた記事。自身、不当解雇と戦い負けなかった明るい頑張り屋さん、そして、私の言う意味での保守主義、すなわち、伝統を尊重し、左右の教条主義には胡散臭さを感じ、かつ、自己責任の原則に価値を置く保守派の同志halhalさんの記事です。
◎生きるとはなんぞや
2011/3/13(日)午後 8:36-群馬っ子の東京生活
「人間とはなんぞや」
halhal父の口癖です。
不当解雇にあってからこっちその意味を常に考えていました。答えは未だに解りません。
今回の大震災を目の当たりにし、先日久方ぶりに記事を更新しましたが、グチグチ言うなんてかっこ悪いって思いました。私におきた事象など他愛もない出来事だったのだと気づきました。
東北関東大地震と言われている今回の地震。
halhalが一番辛い時に元気をくれた大切な人も被災地にいます。
halhalはご飯が食べたければ食べれる所で生きています。
生きるとはなんぞや。
私が今出来る事を考えた時、食べれるのだからしっかり食べて、しっかり眠る。
そしてしっかり働く。
そして節電をする。
義援金やそのほか具体的に被災地の皆さんに出来ることってある。もちろんやる。
しかしながら基本、自分が自分に恥ずかしくない生き方をしていくこと。
そこって重要って思いました。
オイラは、生き抜く。
決して恥ずかしくない生き方を貫く。
きっと、被災地にいる我が友人もそうしていると思うから。
オイラ頑張るぜよ。
笑顔で、きっと会うぜよ。
元記事URL:
http://blogs.yahoo.co.jp/hal_hal_hall/35235433.html
桜もまた咲くよ、否、また必ず咲かせようね
б(≧◇≦)ノ ・・・頑張ったね、東北!
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