産能な日々、その後の非日常

2010年4月~2012年3月までの産業能率大学通信教育課程在学中の記録と、卒業後の非日常の様子です。

『影響力の武器 [第二版] ―なぜ、人は動かされるのか』

2011-05-03 | 産能参考図書
社会心理学に興味のある方に参考図書のご紹介です。
産能の科目でいうと「社会心理学の基礎と応用」「人を動かす技術」などの科目に関係があります。

『影響力の武器 [第二版] ―なぜ、人は動かされるのか』
著者:ロバート・B・チャルディーニ
訳者:社会行動研究会
出版社:誠信書房

ロバート・B・チャルディーニさんというのは、アメリカを代表する社会心理学者の一人だそうです。
この本は、人の態度や行動を変化させる心理的な力について、科学的な知識(実験や観察など)に基づき書かれています。承諾の心理学です。
具体的にいうと、セールスなどにだまされない方法や、プロの手口から人を説得する方法など。

原理でいうところの、

返報性
コミットメントと一貫性
社会的証明
好意
権威
希少性


そしてこれに、

よく考えずにイエスと言ってしまう傾向を引き出す力(思考を伴わない承諾)

について書かれています。

すでに「社会心理学の基礎と応用」などの科目で学んでいることも書かれていましたが、より詳しく説明されています。

訳者のあとがきまでで449ページもあるぶ厚い本ですが、興味のある人にはきっとすぐに読めてしまうことでしょう。

どうして承諾してしまうのかを、心理学的に知ると、なるほどなーって思うのですが、じゃあそれを意識して生活できるかというと、それはまた別問題かもしれませんが、役には立つと思います。

この心理をわざと使って人をだまそうとしている人がいることは悲しいことですが。

ひとつだけ本に載っていたことを紹介します。

人は、自分と似ている人の行動に従いやすいそうです。
それは子どもにもあてはまるので、大人が泳ぎを教えても泳げなかったのに、同年代の子どもが泳げるところを見ると、自分にもできないわけないと思うらしい…

なるほどねー

興味があったらぜひ、図書館で借りてくださいねー



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コメント (4)
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