快風丸

俺の船に乗らないか。

ジャズの側から見たビートルズ

2007-05-23 13:14:50 | Weblog
 昨日、NHKで、マイルス・デイビスのお勉強、第3回目。
気になったところがございますので、ロック&ポップスファンの方へ、
謹んで報告申し上げる次第でございます。

 1962年、ビートルズがデビュー。音楽の世界が変わったと。
そんなこと知ってると言いたいでしょ?
 何が変わったのか、少なくとも私はよく知らなかった。これをジャズ
の側から見た場合、こういうことらしい。

 それまでは、レコードを買うのは、余裕のある大人の優雅な趣味だっ
たという。しかし、ビートルズは若者を熱狂させ、子供たちがまるでお
菓子かおもちゃを買うように、レコードを買うようになったとのこと。

 先ず、レコードの購買層が広がったことにより、売上げ自体が飛躍的
に大きくなったこと。そして、相対的にジャズはレコード業界の片隅に
追いやられてしまったということらしい。
 ビートルズは、単に音楽として若者に衝撃を与えたと知っていた。
しかし、レコード業界に産業革命ともいえる構造変化をもたらしていた
とは、そこまでは及びもつかなかった。しかし、ジャズを知ることで、
ロック・ポップスの本質を少し知った。
面白いものである。