長期熟成麦焼酎

　家内の実家からもらって来た。
「もらったものだけど、ウチでは飲まないから。」
ま、言わば”またもらい”です。

　知らない銘柄だった。あまり焼酎にいろいろ求めないのです。世界一うまい麦焼酎はいいちこ、芋なら白波。焼酎なんつーのはこだわって飲むモンじゃないと思っています。

　で、「千年の眠り」、ネーミングからして「百年の孤独」からインスパイアされていることは明白、そんな２番煎じでは味も期待できない。
　とりあえず飲んでみる。

　名画座で３本立て、お目当てじゃない、マイナーな映画がいちばん面白かったりしますでしょ。
　恋の始まりはできれば偶然の出会いから。

　そんな感じなんですよ。ふくよかな甘みがあって、色も美しい琥珀色、香りもふわっと気持ちよく。熟成麦焼酎って良く”高級ウィスキーのようだ”と例えられますが、これはもっと角がなく、まろやかでどこまでも優しい味だ。ストレートでいただきました。

　”お目当てじゃない、マイナーな映画”がこれだとすると、お目当ての映画は「百年の孤独」。確かに「百年の孤独」よりも感動しました。