快風丸

俺の船に乗らないか。

チャッパル

2009-11-26 00:03:03 | Weblog
 昔々、インドの王様が民に向かって言いました。
「国じゅうに絨毯を敷き詰めよ。一月以内に。出来た者には好きなだけ褒美を取らす。名乗り出るものはおらんか。」

 インドの夏は暑い。灼熱の大地を裸足で歩くのはたいへんだ。しかし、国じゅうに、しかも一月ではとうてい無理である。

「王様、私めにお任せください。その十分の一の三日でできます。」

どよめく民。王様も驚いた。

「褒美は何がほしいのじゃ。」若者は続けた。

「できましたあかつきには、王女様をください。」

3日後、若者は、宮殿へ赴き、王様のもとへ。

「できました。お試しくださいませ。」

若者は、王様の足に何やら履かせたのだ。
これがインド式サンダル、”チャッパル”の始まり。

若者は王女様と末長く幸せに暮らしましたとさ。


さて、この国は、そろそろ寒くなってきた。

「家じゅうに絨毯を敷き詰めよ。」
おっと、私は王ではなかった。うっかりしておったぞよ。
そんな金もないし、そんな暖かい絨毯、掃除が大変だし、夏にしまうとこもないぞよ。




 ユニクロ。
これはいいぞよ。中敷きが低反発ウレタンぞよ。くるしゅうないぞよ。
¥1,000。

 幸せに暮らしております。