快風丸

俺の船に乗らないか。

ジョンレノンを撃った男

2010-12-09 00:48:08 | Weblog

 

 淡々とした映画だった。
なんのエンターテイメントもなく、そこには、マーク・デイヴィッド・チャップマンがいた。
ただそれだけの映画。しかし、リアリティー。
 ハワイで育って、家庭環境に追い込まれ、自分の殻に閉じこもった末、誇大妄想に取りつかれ、ニューヨークへ行き、ジョンレノンを撃った。
ただそれだけの映画。

 その犯罪は、彼の作り上げたインナーワールドで起こったのだと理解した。
思いこみ、被害妄想、思考破綻。
平たく言えば、キチガイ。

 毎年、この日、ジョンレノンを聞いている。
今、ダブルファンタジーが終わった。

長年、マーク・デイヴィッド・チャップマンのインタビューを読むべきか迷っていた。
そんなキチガイのことにかまうより、ジョンレノンの歌を聞こう。

 しかし、どうしても、無視できない。キチガイなんかに関わりたくはないというのに。
なんなんだろう、このモヤモヤとした気持ちがもう30年も続いている。