快風丸

俺の船に乗らないか。

ある墓

2014-06-22 17:59:32 | Weblog

 東京駅から中央線で一時間。

その墓は東京の西のはずれ、高尾山の中腹にあった。

梅雨時にもかかわらず、抜けるような青空。

 

 

 

 

 父が亡くなった時に気が付いた。

死者の魂は、それぞれの弔う心の中にあると。

あれから、5年の時が流れたというのに、未だそれを受け入れられないでいる。

自分の中にある忌野清志郎の魂を鎮める必要があった。

その事実を受け止めなければならなかった。

 心静かに手を合わせた。