では、透明エフェクターボード、いよいよ大詰めです。
何でエフェクターを固定するか、迷い悩みましたが、ネジ止めを選びました。
エフェクターの裏フタを外して、穴の位置をマーキングします。
で、買い間違えた六角軸のドリルビットを手に持って、ポンチ穴を空けます。
ドリルを使うのは、人生初かもしれない。
では、丸軸をハンドドリルにセットします。
出来るだけ垂直に。
下に板を敷いておかないと、アクリルの場合、貫通した時に、裏側が欠てしまうらしい。
で、4mm穴に対して6mmのボルトもあるので、これは、テーパーリーマーで。
リーマーを使うのは人生で初かもしれない。
さて、ここで、アクリル板をカットします。
普通のカッターでは、まったく切れないらしいです。
専用品。
アクリル板を切断するのは人生で初めての出来事かもしれない。
何度も繰り返し、掻き切るのです。
糸のようなクズが出ます。
厚さの半分まで切り進んだら、手で割るらしいのです。
5mm厚なので、2.5mmまで行くために、切削油として、食用油を。
だいたい半分かな、と思ったら、さして力を入れずに、スカッと割れた。
パキッではなくて、スカッ。
手ごたえ無い感じ。
硬い素材はもろいのでしょう。
布ペーパー60番。荒目で角を落とします。
では、重量を図ってみましょう。
けっこう、重い。
洗います。
エタノールで、レイアウト用の枠を消します。
アルコールってすごい。マジックインキが、まるで無かったかのように消えてしまう。
マジックの上、イリュージョンだ。
かつて、こんなすごいもの飲んでたんだなあ。
遠い昔のことのようだ。
では、ネジ止めしていきます。
ボードの裏に足を付けます。
これも、ネジ止めにしようかと迷いましたが、貼り付け式にした。
これは正解。
というのは、アクリル板、けっこうたわむのです。なので、数を配置しないと、強度を確保できないとわかりました。
できた。
美しい。
ネットの情報が最大限に生かされた。
適切な素材の選定、ネジ選び、工具の選定。
最小の投資で最大の効果を。
手間を惜しむべからず。
そして、たくさんの人生初がここに結実した。
クリスマスみたいだ。
今回、導入した、右上の小さなPURETONE。
バッファーです。
これ、すごいです。
ギターのピックアップから出る電流は、ハイインピーダンス、すなわち、とても弱い電流。
水道で例えると、水道管の中をチョロチョロと流れる細い水流。
これを、バッファーを通すことで、流れの勢いを増してやるのです。
そうすることで、電気抵抗となるトゥルーバイパスのエフェクターを並列に通ってきても、一定の水流を
維持して、音質劣化が少なくなるというもの。
いままでは、そんなの、オカルトの類いだろうとタカをくくってきた。
この10Wのアンプを小さな音で鳴らしても、その効果は、はっきりと確認できた。
バッファを通した方が、高音域が出る。
音がはっきりとする。
耳栓を外したような感じ。
これは、スタジオで鳴らすのが楽しみだ。
これでたったの¥7,000。
ライバルにはだまっておこう。