昨日の朝は雨の中を自転車で通勤した。
帰りは晴れ。
レインウェアは、しっかりとたたんで収納した。
そうか、カッパを着て来たのでウィンドブレーカーを持ってきてないや。
せっかくたたんで収納したレインジャケットを引っ張り出すよりもセーターで帰ろう。
なあに、30分、がまんして走れば、そのうち家に着くさ。
それなりに寒かったが、まだ極寒でもなかった。
さて、今朝は快晴、そして大いに寒い朝だ。
朝、時々すれ違う自転車に乗った工場労働者風の男あり。
冬でもTシャツ姿のそいつをいつしか「半袖男」と心の中で呼んでいる。
気温2℃でも半袖だ。
しかし、信号の向こうの半袖男、今日は少し違うぞ。
いったい何が違うのか、しかし遠目に見る今日の半袖男は確実に何かが違う。
ざわつく心を抑えて、しかししっかりと視界の隅にその姿をとらえたその時、
手袋だ。
行け、半袖男。
闘え、半袖男。
世界が平和と健康で満たされるその日まで。