SEIKO 5 自動巻き、海外モデル逆輸入日本製をずっと使ってきたが、
ここへきてパワーリザーブが衰えてきた。
腕から外して置いといても、だいたい36時間くらいは正常に動いていたが、
このところ、時々6時間ほどで止まっていることがある。
価格は¥9,000ほどで、長年使ったので、そろそろお役御免かと。
オーバーホールに出すと、¥15,000ほどかかるらしいし、修理となると純正パーツが
入手困難で、すごく高くつくのだそう。
で、学生のころに買ったSEIKO LAWREL手巻き。
京都北野天満宮の初天神の露天で買ったもの。
’60年代初頭の製造で、¥8,000という。
日本製のアンティークウォッチが再評価され始めたころで、この手の時計は高値が付き始めていた。
パールホワイトのフェイスに細いゴールドのニードル、シンプルなデザイン、キズ、汚れなどが目立たず、
だいぶ擦り切れてはいるが、厚く美しいオレンジゴールドメッキ。
外観のコンディションがすこぶる良かった。
¥8,000は相場に照らして、破格だった。
ショップで買えば、¥20,000は下らなかったであろう。
とはいえ、学生にとっては高価であり、内部のコンディションは未知数である。
うさんくさい露天の主が言うには、オーバーホールしてあるので、長く使えるとのこと。
もちろん、信頼性は限りなく低い。
良くも悪くも一期一会か。
で、迷った挙句に購入した。
その後5年ほどメインで使用した。
驚くほど正確に時を刻み続けた。
で、これを次のを買うまでつなぎで使ってみようかと思った次第。
ジリジリと巻き上げると秒針が動き出した。
一週間、毎日使ったが、驚くべきことに、日差5秒ほど。
少なくとも30年、ベルトは交換してありますが内部はノーメンテナンスである。
さすがSEIKO、工業立国の面目躍如である。
そして美しい。