快風丸

俺の船に乗らないか。

小川美潮 4to3 Band 2016

2016-05-03 02:41:29 | Weblog


Tokuzo Live 2016.5.2.Tue.

「ファイトぉ~っ 平常心。」

小川美潮4to3Band

小川美潮(vo)

今堀恒雄(g)

近藤達郎(key)

Ma*To(key)

Mecken(b)

whacho(perc)

Grico富岡(dr)

 

 新曲が多かったのでうれしかった。

小川さんが、まだまだこのバンドでやる気ということだから。

アーティストは、どんなジャンルでもすべからく、常に新しいことをやり続けなくてはならないのだ。

 

アルバム「4to3」からは5曲。

チャクラの曲も数曲。

ソロの別のアルバムからも。

TOKUZOの音響は素晴らしいといつも思うのです。

Dr.は元TENSAWのグリコ。

ドラムを叩くというより、ライブハウスを鳴らしている感じ。

こればかりはライブでしか出せない、どんな立派なオーディオでも再現は出来ないと思う。

 

私にとって小川美潮の歌は音楽であることを超え、生きるための何かである。

1991年のアルバム「4to3」が何度聞いても新しいと感じるのは、そこにある暮らしの清々しさだと思う。

それは、空間であり、時間、風、空、洗いざらした木綿の服。

 

大人なら誰もが忙しい。期待よりも不安が大きい。楽しいことより苦しいことの方が多い。

歌を思い出すと、清々しい暮らしの風景の中に身を置くことができる。

高い空、涼しい風が吹く、洗濯する、背伸びする、ざわざわと木が揺れて花が咲いて草のにおいがして。

歌は幻想よりもずっと具体的で豊かなものだ。

生きることが怖くなくなるのだ。

 

帰り道、そんなとりとめもないことを考えていた。