気持ちのいいペース

ゆる~いウルトラマラソン

大村湾ウルトラジョグトリップ~後編~

2018年04月04日 09時25分58秒 | 大村湾1周ウルトラジョグトリップ
Joyfullを出ると寒さが身に浸みる。

しばらく早歩きして足を暖めてからジョグに切り替える。

時津から長与の町に変わり、広い総合公園を右折すると道はとたんに寂しくなる。

ふらふらしたランナーを時々エールをかけながら追い抜いていく。
しっかり休憩したので、眠気は消えている。

岬に入るとアップダウンが多くなる。

70km 10時間24分

71kmのオアシス到着



押し寿司だ。この辺りの名物で大村寿司と言うらしい。
食事後だったので、このボリュームに参りました。

オアシスを出て少し行ったところで左側から右側へ歩道が移る。
右の歩道の縁石をえいやっ!と飛び越えたら、意外と高くて引っかかる。
・・・んでコケル・・・(またかよ・・・)

前につんのめり、手の平から1回転
スマホが転がり落ちる。

手の平は、参加賞のグローブのおかげで守られていた。
指先だけは開いていたので、左人差し指から少し出血
絆創膏で事足りる。
スマホはチャック付きビニールに入れてあったので無傷。
バックパックは数箇所擦り傷が出来、穴開いてた。
まぁ、使用には支障がないし、なんたって2699円。

気を取り直して再スタート。

しばらく行くとちょっとした広場の休憩所。



見事な桜の巨木がライトアップされている。



諫早市突入。

岬の細いアップダウンのある道を淡々と進む。
ライトを消すと鼻を摘まれても分からない暗闇だ。
空には星空。残念ながら少しガスがあり、満天の星空という感じではない。

80km 11時間56分

81kmのオアシス到着



ジョグトリで人気のあるコーヒー大福だ。

夜明け前で一番冷え込む時間帯。
走っている分には長袖Tとシャカシャカで耐えられる。
むしろバックパックに入っているトレントフライヤーが重く感じてくる。
野宿しなければ必要無かったな~。



薄暗い中の桜並木



5分咲きなのが残念。
2~3日後なら満開の花道になるだろう。





ようやく夜が明けてきた。



美しい湾岸の夜明け。

90km 13時間44分

91km オアシス到着



かっぱ巻き。1人3個

喜々津駅近く多良見の市街地に入る。

このまま国道を行っても1周出来るが、コースは非情にも右折。
坂道を上らされる。

工場街を通りぬける。
公園のトイレに寄るが、近くのベンチで寝っころがいたい誘惑にかられる。
同時になぜだか無性に朝マックが食べたくなる。
見かけたら入ろうと心に決めたら、1kmくらいでマック発見。



奥まった席に陣取り、食後にうとうと
気が付いたら50分くらい寝てた。

マクドを出て、しばらく真っ直ぐ行くと



大村市突入



海沿いの道に出る。
今日も海は凪いで穏やか。
だんだんとポカポカしてきて、石段に座り込んで寝ているランナーの姿も。



100km 16時間半くらい
GPSのオートラップは100ラップまでなのでこの先は1kmごとの記録は取れない。

101kmのオアシスに到着



草餅だ。
麦茶のポットにはパラソルが立てかけてあって、温まらないようにしてある。
あみりんさんの細かい心配りが嬉しい。

美しい石垣の段々畑。
高知でも似たような石垣の畑があったかな?







陽当たりのいい場所の桜はほぼ満開。

この辺りで、側溝の蓋のでっぱりかなんかで2度目の転倒。
幸い怪我無し。バックパックの擦り傷増える。

橋を渡り、大村線を越えると、T字路に突き当たる。

右に曲がると



110km来てこの坂道。
がしがし歩いて上る



まだまだ続く。

やっと上りきり、ゆるやかな下りを走っていると
やがて見えてきたのが



目の前に壁のようにそそり立つ坂。



高低差はそれほど無いんだろうけど、視覚効果がインパクト大。
もちろん歩いて上りきると・・・



第二弾!!
真新しい点字ブロックのイエローがシュール。
距離的には第一弾より短いが、連続登場で気持ちが萎える。
と、思ったら



第3弾!?
ここは、視覚のマジックで、実際はほぼフラットでした。
後半に来てこのMM坂。一番印象に残りました。

長崎空港の近くに来たところで
112kmオアシス到着



テーブルや椅子、さらにはブルーシートの用意が嬉しい。



オアシス食は



芋餅でした。ボリュームがあって、食べるのに苦労する。

県道257の終点を左折し、西に進んでT字路を右折。
工場や倉庫が並ぶ湾岸道路をひたすら進む。



なぜか四角く刈り取られた生垣が続く。
他にも民家の生垣でも四角く刈り取られたものを何軒か見かけた。
この辺り独特の風習なんでしょうか?

気が付けば13時近く。暑くなってきた。
国道34号の合流地点のコンビニに立ち寄り



ガリガリタイム。

すぐに脇道に逸れ



松原宿の旧街道へ



旧旅館跡。中では雛人形展をやっている。

119km最後のオアシスに到着



ここでも椅子、ちゃぶ台のおもてなし。



ジョグトリオアシス食名物のみたらし団子だ。
名物はやはりトリに用意されていた。



タレまで飲むのがジョグトリ通らしい。
もちろんいただきます。

後半3オアシスが餅、団子系だったので、お腹はもう一杯。

最後のオアシスを出て、さぁもう一頑張りと思っていたのだが
なぜだか走れなくなる。
アレッ?と思うが、最悪残り全部歩いてもゴール出来る時間なので
とりあえず進んでいく。

しばらくすると、ゴロゴロと・・・
あ、お腹痛い・・・。
アイスがまずかったのか、腹痛との闘いがはじまる。

この先の千綿の駅まで我慢するかと先を急ぐが、走れないので中々進まない。



東彼杵町に突入。帰ってきました~。

小さなガソリンスタンドを発見。
藁にもすがる思いで店主の方に「トイレ貸してください」とお願いすると
快く貸してくださる。
助かった~~~。
お礼を言い、再スタート。
ををっ!走れるぞ!!

軽快に進む。



千綿駅
観光客が一杯。
中でカフェがあるという話だったが、それらしいものは見当たらなかった。
後で調べると、無人駅なのでホームに入ることもでき、
ホームから大村湾が眺められるそうだ。
見とけば良かった・・・。迂闊でした・・・。

誰かのブログでここからは残り約4kmだという事は知っていた。

海沿いをさくさく進むと



東彼杵町総合会館の特徴的な屋根が見えてくる。
帰ってきた~~~。

ゴール前にコンビニに寄り、身体拭き用のウェットタオルとビールを購入。
結構疲れてしまったので、ゴール後またここに来るのがめんどくさかったのだ。

ビールを振らないよう気をつけながら体育館まで歩く。



あみりんさんの姿が見える。
何かの作業中で横断幕の手前に来て、ようやく気付いてもらう。

ジョグトリ大段幕をくぐりゴール!

130km 21時間50分 

まずは記念撮影



この写真は後日完走証として郵送されてきた。

その後、ボイスレコーダーを差し出され、大会の完走などをインタビュー
色々と感想は尽きないので長々と話してしまう。
インタビューが終わる頃に、次のランナーが到着。

体育館に入り座り込む。



うわ~、踵のソールが磨り減ってる~!?
後ろの黒いラバーなんて、半分無くなってるし。
津軽200kmや琵琶湖1周、TOFR前半を共に戦ってきた靴だが、さすがに寿命だな。

第1プランでは11時くらいに到着して、ここから11kmの嬉野まで1時間半から2時間で走って
温泉入って、酒蔵祭りを楽しんでから16時頃バスで東彼杵に戻ろうかと考えていたのですが、
日中走るのと違い、夜間走ではやはり思ってたより時間がかかり
かつ、だらだらと店寄って休憩したりしてたので、ゴールが15時近くなってしまった。


又、高度は無いものの、細かいアップダウンが多く、夜が明けてからは暑くなって
予想以上に疲れてしまった。ここから11km走る気力は起きなかった。

なので、走っている途中で思いついた第2プランを実行する事に。

更衣室でウェットタオルで身体を拭き、着替える。

次々とランナーがゴールしてくる中、あみりんさんに挨拶し体育館を後にする。

彼杵駅から、一路長崎へ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする