今日は3連休の中日ですが、そんなこと言ってられないのが今のかもしたのお仕事です。
今日も市内に被災者の方々を受け入れる作業に朝から夜まで、ガッツリ奉仕させていただきました<(_ _)>
毎回被災者救援活動の話ばかりで申し訳ないですが、ある意味裏側を公開することで、皆さんはどういう状況なのかをちょこっとだけでもリアルに伝えられればと思い、今日も書いてみます。
先ずは朝一でセンターへ出勤。昨日からの引き継ぎ書を読み、色々な諸事情を抱えていらっしゃった方への対応など用意して、先ずは近場からスタート。
行った先は避難所として受け入れてくださったお寺さん。早速「おはよございまーす!」とばかりに寺務所のドアを開けたら
「うぉぉぉーーーーーっ!!」とばかりに被災者さん方が廊下にまで並んでいた机を片付け、お父さん方は必死に掃除機かけていらっしゃる(・・;) どうやら朝食をとり、そのまま境内の掃除に取り掛かっているらしい・・・。よく見たらホワイトボードが<ドン!>とあって、そこに一日のスケジュールが書いてある。
8:00~8:30 朝食 9:00~9:30 掃除 ・・・
凄い(・・;)ちゃんと役割分担が振られている。 お寺の方「ここにいらっしゃる以上はご奉仕を頂かないといけません(-人-)」 そうですよね。お寺ですから「ただ泊まる」というわけにはいきません。ちゃんとご奉仕の精神でもって、仏様に感謝せねば。 確かにそれは大事
皆さんがひと仕事終わったのを見計らって、健康チェックへ。「夕べ熱が出た人がいた」ということで、感染症の心配をしていたんですが、その肝心の「発熱した人」がどこの誰だかさっぱりわからん(--;) なのでお部屋にいらっしゃった方に、かもした「さの、昨夜お熱出た方は・・・」 被災者さん「え!?風邪ひいた人がひとがいるんですか!?(・0・)」と大声で慌てる。―――しまったーーーっ!Σ(-口-;)シークレットだったのか!(※風邪とか感染症が避難所で起きると拡大することを恐れて心配のあまり大騒ぎになるので、守秘の時もある) うわ~~~かもした大失態(><)うかつに話さないこと大事
ふと玄関には人がいっぱい。みんな差し入れで来てくれた方々らしい。「お子さんにと思ってケーキ作ってきたんですよ。」「おかずに添えて」と煮物いっぱい詰めたお重。みんな優しい人たちばかりだな(^^)
熱があった人を別室に住職の奥様が呼んでくださって、問診したところ、どうやら咽頭喉頭炎(要は喉の風邪)の症状。加湿と寒くないようにと薬とマスクで症状見るようにお話。他にもちょっと心臓に障害のある方とか心配な人と、病院への連絡のし方教えて、とりあえず一か所目はコンプリート。
次に行ったのは別の市民センターですが・・・あれ?誰もいない・・・(・・?)
市民センターの管理人さん「あぁ、みんなでお風呂行っちゃったのよ(^^)」 どうやらボイラーが壊れていたのが直ったらしく、お風呂に入れた様子。よかったv お風呂に入るとリラックスできるし、なにより温まりますからね。清潔にもなりますから感染症にも効果ありますし、清潔は大事。
そうしてお風呂から戻ってこられた方数人にお話を伺い、とりあえずお外に出かけた=元気な証拠、と思ってここもコンプリート。何かあったらすぐきます、と市民センターの管理人さんにお話しして、今度行くところは―――一緒に回ったN先輩「かもしたさん、なんかY福祉センターに新しい受け入れ者が来たから行ってくれって、上から携帯に入ってた!(-口-;)」 かも「って、ウチの管轄外じゃないですか!!Σ(-口-;)なんでまたそんな遠くへ!?」 先輩「何でもそこの管轄の巡回者が高校に作った避難所に100人近く着たから、他廻れなくなったって。『あんたたち、車乗っているなら行けるでしょ?むしろ「行け!!」』だって(T0T)」 かも「・・・(T_T)」
そう、車なら確かに遠くのセンターまで行ける。でも先輩「私免許持ってないのよ!(涙)かもしたさん、いい?」 かも「・・・一応遺言書いておいてください」 うん、急な遠出の仕事にも行ける免許は大事。
そしてNさんとかもは一緒に車でGO、していたんですが、かも「あの・・・このまま国道行ったら、絶対渋滞になりますよね。」 N先輩「私もそう思う。」 かも「ちょっと時間かかるけど、裏道いきますか?」 N先輩「そうだね。それ大事。」
とりあえず多少時間は喰いましたが、目的地のYセンターへ到着。そこでかもした達を待ち受けていたのは・・・
被災者Aさん「あの、私血圧高くなっちゃって
」 Bさん「私もなのよ!」 Cさん「私もよ!!」 みんなで大汗
先輩&かも「お薬は?」 被災者さん方「それが、少しは持ち合わせていたんだけど、無くなりそうだからここの近くにあった内科に行ったのよ。そうしたら「保険証ない方の受付はできません」ってあっさり追い返されちゃったのよぉぉ!!(>0<)」
・・・やはり来ましたか(-_-;) なにはなくても『保険証』があれば、どんな土地だろうと受診できますが(あ、国内ね)、保険証なければ全部実費。それでもOKなら受診できますが、殆どの被災者さんは手持ちのお金なんてそんなに持っているとは思えない。やっぱり保険証は大事ですね!
そちらの方々の対応をN先輩に任せて、かもしたは新規被災者さん方の問診を行う。
かも「何か今病院にかかっていらっしゃいますか?」におじいさん「私、○○と△△で通院中なんですよ。でも手持ちが切れそうだったので、某市(ちょっと遠方の市)の病院で昨日受診してお薬いただきました。」 その奥様「私も××で受診中だったのでお薬一緒に頂いてきました。」
それは凄い。お二方の持病は結構大変なもので、薬もアレルギーを起こす人がいるので、慎重に選ばなければならないんですが。
おばあさん「これも持ってきていたんで。」―――と差し出してくれたのは『おくすり手帳』!(※若い人は見たことないかもしれませんが、お医者さんで処方された薬を調剤薬局さんに出すと大体頂ける「いつ・どんな薬を・何錠出したか」等が書かれる手帳) これがあったから一度も見たことないお医者さんでもちゃんとお薬安心して出せたんですね!『おくすり手帳』大事!
ちゃんときちっと保険証なども持って避難されてきたご夫婦は凄いです―――が、かもした「ほかに何かお困りのことは?」 おばあさん「それがおじいちゃんったら、入れ歯忘れてきちゃって、固いの食べられないから、出された食事があんまり食べられたくって・・・」 かもした「お口、痛いですか?」 おじいさん「痛い(←即答)」
う~~ん、食事は人間の生きる基本。しかし、その食事が食べられないと、抵抗力の弱いお年の方はちょっと危険。入れ歯メチャ大事!!(-口-;)
かも「おにぎりは大丈夫ですか?」 おじいさん「うん。」 かも「じゃぁ、おにぎりと、お豆腐のお味噌汁とか、柔らかい煮物にして、たんぱくは牛乳かヨーグルト。お野菜果物厳しかったら、野菜ジュースでちょっと摂取しましょう。」 お二方「「はい。」」
一時的に栄養は補えますが、やはり固形物食べないと人間って弱ってくるんですよね。消化器が。とりあえず避難長引くようなら歯医者に相談だな。
とりあえずコンプリートして、一端センターに戻り昼食かっ込む。その間に上から電話で『市民被災者も廻ってこい』と命令が下り、またもや長距離運転。その時、一車線分車が全然動いていない。「何の渋滞?」と思って横切れば、なんと給油待ちの行列が2km以上!!(・0・)そんな光景がガソリンスタンド近く通る度にある。おかげで車の渋滞見かけたら、どのへんにガソリンスタンドがあるかわかった(苦笑)←わかるだけで何の役にも立たない。
先ずはちょこっとお寺さんへ。住職さん方に被災者の状況聞こうとしたら「それどころじゃありませんので。」 後ろを振り返れば檀家さん方が大勢見えている。「そっか!今日はお彼岸だったか!Σ(-口-;)」 祖先の霊を祭らねばなりません。確かに被災者も大切ですが、ご住職さんや檀家さん方はお彼岸も大事 お経をあげている横でまたもでかい余震が。 ボランティアの方「そこ!離れて!」 N先輩&かもした「(・_・?」 ボランティアさん「瓦落ちるかもしれないから、この線から出て!!Σ(-口-;)」 そうか!寺にはでかくて重い瓦があるから、真下にいたら危ない。しかも飛ばされることもあるらしく、まるで猫のテリトリーで「ここから入ってこないで!」とばかりに線ひかれた。確かに安全圏大事。
で、そのあと市民被災者さん方のところへ行ったのですが、「あら~来てくれたの!」・・・うん、市民の皆さんは元気でよかった^^;血圧なんかもいつも測りなれているので(医者だとか薬局とかに幾らでも自動血圧計あるので)、報告も要領よいです。時間短くて助かる(^^)
「また来てね~~(^^)」 …いや、その前に早くお家直して帰ろうね^^;
そして最後にもう一度、午前中にあまりいなかったセンターへ行ってみる。
ロビー・・・
各お部屋・・・
和室・・・
・・・
みんないねぇぇーーーーっ!!Σ(-口-;)
「お買い物に行ったようですよ(^^)」とは市民センターの職員さんの弁。ま、元気だからいいか^^;
「巡回中です。何かお困りの方いますかー?」の声掛けに、一組のご家族が「血圧測っていただけますか?」とのことで、先輩とかもしたで計測。問題なし。
お母様「本当に何から何までよくしていただいて・・・」 先輩「いや、そのようなご大そうなことは何も・・・」 お母様「ここの住民の皆さんは本当にお優しくて、昨日お米を買いに行ったら『1割安くていいよ。』ってお店の方が言ってくださって。それに『外食じゃ野菜不足するでしょ?』ってサラダまで差し入れてくださって・・・。」
お嬢さん「そうそう、他のお店もみんな『あげるよ』とか『安くするよ』って言ってくれて・・・。申し訳ないです、っていうと『困っているときはお互い様だよ。』『頑張ってね』って励ましてくれて。」
お母様「あなた方だって今日はお休みのはずでしょ?なのに私たちのために、休みを返上で来てくださって。」
いや、感謝されるほどのことはしていないんですけどね。でもお互いの存在に「ありがとう」と言えるって、なんか温かくって嬉しいな(*^^*)
お母様「同じ避難している人で、『自分たちは福島に残る』っていって、原発の30km圏外の避難所に行ったらしいんですけど、すぐに「もう一杯です」って断られて、揚句ようやく見つかったところも「原発の避難区域が広がった」って追い出されて、行くところなくて途方に暮れているらしいんですよ。私たちは思い切って県外に出たら、暖かいお部屋で温かいお食事を頂けて、お風呂まで用意してくださって、こんないいところに巡り合えて・・・。」
涙ぐむお母様。励ますお嬢さん。頷くお父様。何もいい言葉が浮かばず・・・というかこちらの方が温かいお言葉をいただき、本当に励まされました。(←うちらが励まされてどうする(-△-;))
全てコンプリートし、センターに戻ってきたときはもうお外は真っ暗。でもなんか充実感はありました。
今日一日で、避難生活にいろいろ大事なものがわかりましたが、本当に大事なものは
―――お母様「何より『頑張って』、『お互いに頑張ろうね』って言ってくださった励ましの言葉がどれほどうれしかったか・・・」
♪負けない事 投げ出さない事 逃げ出さない事 信じぬく事
ダメになりそうなとき それが一番大事
(by 大事マンブラザース・・・だっけ?)
『支える気持ち』『励ます気持ち』『助け合う気持ち』
そしてそれを伝える言葉
それが一番の大事
だと思います。はい(^^)
今日も市内に被災者の方々を受け入れる作業に朝から夜まで、ガッツリ奉仕させていただきました<(_ _)>
毎回被災者救援活動の話ばかりで申し訳ないですが、ある意味裏側を公開することで、皆さんはどういう状況なのかをちょこっとだけでもリアルに伝えられればと思い、今日も書いてみます。
先ずは朝一でセンターへ出勤。昨日からの引き継ぎ書を読み、色々な諸事情を抱えていらっしゃった方への対応など用意して、先ずは近場からスタート。
行った先は避難所として受け入れてくださったお寺さん。早速「おはよございまーす!」とばかりに寺務所のドアを開けたら
「うぉぉぉーーーーーっ!!」とばかりに被災者さん方が廊下にまで並んでいた机を片付け、お父さん方は必死に掃除機かけていらっしゃる(・・;) どうやら朝食をとり、そのまま境内の掃除に取り掛かっているらしい・・・。よく見たらホワイトボードが<ドン!>とあって、そこに一日のスケジュールが書いてある。
8:00~8:30 朝食 9:00~9:30 掃除 ・・・
凄い(・・;)ちゃんと役割分担が振られている。 お寺の方「ここにいらっしゃる以上はご奉仕を頂かないといけません(-人-)」 そうですよね。お寺ですから「ただ泊まる」というわけにはいきません。ちゃんとご奉仕の精神でもって、仏様に感謝せねば。 確かにそれは大事
皆さんがひと仕事終わったのを見計らって、健康チェックへ。「夕べ熱が出た人がいた」ということで、感染症の心配をしていたんですが、その肝心の「発熱した人」がどこの誰だかさっぱりわからん(--;) なのでお部屋にいらっしゃった方に、かもした「さの、昨夜お熱出た方は・・・」 被災者さん「え!?風邪ひいた人がひとがいるんですか!?(・0・)」と大声で慌てる。―――しまったーーーっ!Σ(-口-;)シークレットだったのか!(※風邪とか感染症が避難所で起きると拡大することを恐れて心配のあまり大騒ぎになるので、守秘の時もある) うわ~~~かもした大失態(><)うかつに話さないこと大事
ふと玄関には人がいっぱい。みんな差し入れで来てくれた方々らしい。「お子さんにと思ってケーキ作ってきたんですよ。」「おかずに添えて」と煮物いっぱい詰めたお重。みんな優しい人たちばかりだな(^^)
熱があった人を別室に住職の奥様が呼んでくださって、問診したところ、どうやら咽頭喉頭炎(要は喉の風邪)の症状。加湿と寒くないようにと薬とマスクで症状見るようにお話。他にもちょっと心臓に障害のある方とか心配な人と、病院への連絡のし方教えて、とりあえず一か所目はコンプリート。
次に行ったのは別の市民センターですが・・・あれ?誰もいない・・・(・・?)
市民センターの管理人さん「あぁ、みんなでお風呂行っちゃったのよ(^^)」 どうやらボイラーが壊れていたのが直ったらしく、お風呂に入れた様子。よかったv お風呂に入るとリラックスできるし、なにより温まりますからね。清潔にもなりますから感染症にも効果ありますし、清潔は大事。
そうしてお風呂から戻ってこられた方数人にお話を伺い、とりあえずお外に出かけた=元気な証拠、と思ってここもコンプリート。何かあったらすぐきます、と市民センターの管理人さんにお話しして、今度行くところは―――一緒に回ったN先輩「かもしたさん、なんかY福祉センターに新しい受け入れ者が来たから行ってくれって、上から携帯に入ってた!(-口-;)」 かも「って、ウチの管轄外じゃないですか!!Σ(-口-;)なんでまたそんな遠くへ!?」 先輩「何でもそこの管轄の巡回者が高校に作った避難所に100人近く着たから、他廻れなくなったって。『あんたたち、車乗っているなら行けるでしょ?むしろ「行け!!」』だって(T0T)」 かも「・・・(T_T)」
そう、車なら確かに遠くのセンターまで行ける。でも先輩「私免許持ってないのよ!(涙)かもしたさん、いい?」 かも「・・・一応遺言書いておいてください」 うん、急な遠出の仕事にも行ける免許は大事。
そしてNさんとかもは一緒に車でGO、していたんですが、かも「あの・・・このまま国道行ったら、絶対渋滞になりますよね。」 N先輩「私もそう思う。」 かも「ちょっと時間かかるけど、裏道いきますか?」 N先輩「そうだね。それ大事。」
とりあえず多少時間は喰いましたが、目的地のYセンターへ到着。そこでかもした達を待ち受けていたのは・・・
被災者Aさん「あの、私血圧高くなっちゃって


先輩&かも「お薬は?」 被災者さん方「それが、少しは持ち合わせていたんだけど、無くなりそうだからここの近くにあった内科に行ったのよ。そうしたら「保険証ない方の受付はできません」ってあっさり追い返されちゃったのよぉぉ!!(>0<)」
・・・やはり来ましたか(-_-;) なにはなくても『保険証』があれば、どんな土地だろうと受診できますが(あ、国内ね)、保険証なければ全部実費。それでもOKなら受診できますが、殆どの被災者さんは手持ちのお金なんてそんなに持っているとは思えない。やっぱり保険証は大事ですね!
そちらの方々の対応をN先輩に任せて、かもしたは新規被災者さん方の問診を行う。
かも「何か今病院にかかっていらっしゃいますか?」におじいさん「私、○○と△△で通院中なんですよ。でも手持ちが切れそうだったので、某市(ちょっと遠方の市)の病院で昨日受診してお薬いただきました。」 その奥様「私も××で受診中だったのでお薬一緒に頂いてきました。」
それは凄い。お二方の持病は結構大変なもので、薬もアレルギーを起こす人がいるので、慎重に選ばなければならないんですが。
おばあさん「これも持ってきていたんで。」―――と差し出してくれたのは『おくすり手帳』!(※若い人は見たことないかもしれませんが、お医者さんで処方された薬を調剤薬局さんに出すと大体頂ける「いつ・どんな薬を・何錠出したか」等が書かれる手帳) これがあったから一度も見たことないお医者さんでもちゃんとお薬安心して出せたんですね!『おくすり手帳』大事!
ちゃんときちっと保険証なども持って避難されてきたご夫婦は凄いです―――が、かもした「ほかに何かお困りのことは?」 おばあさん「それがおじいちゃんったら、入れ歯忘れてきちゃって、固いの食べられないから、出された食事があんまり食べられたくって・・・」 かもした「お口、痛いですか?」 おじいさん「痛い(←即答)」
う~~ん、食事は人間の生きる基本。しかし、その食事が食べられないと、抵抗力の弱いお年の方はちょっと危険。入れ歯メチャ大事!!(-口-;)
かも「おにぎりは大丈夫ですか?」 おじいさん「うん。」 かも「じゃぁ、おにぎりと、お豆腐のお味噌汁とか、柔らかい煮物にして、たんぱくは牛乳かヨーグルト。お野菜果物厳しかったら、野菜ジュースでちょっと摂取しましょう。」 お二方「「はい。」」
一時的に栄養は補えますが、やはり固形物食べないと人間って弱ってくるんですよね。消化器が。とりあえず避難長引くようなら歯医者に相談だな。
とりあえずコンプリートして、一端センターに戻り昼食かっ込む。その間に上から電話で『市民被災者も廻ってこい』と命令が下り、またもや長距離運転。その時、一車線分車が全然動いていない。「何の渋滞?」と思って横切れば、なんと給油待ちの行列が2km以上!!(・0・)そんな光景がガソリンスタンド近く通る度にある。おかげで車の渋滞見かけたら、どのへんにガソリンスタンドがあるかわかった(苦笑)←わかるだけで何の役にも立たない。
先ずはちょこっとお寺さんへ。住職さん方に被災者の状況聞こうとしたら「それどころじゃありませんので。」 後ろを振り返れば檀家さん方が大勢見えている。「そっか!今日はお彼岸だったか!Σ(-口-;)」 祖先の霊を祭らねばなりません。確かに被災者も大切ですが、ご住職さんや檀家さん方はお彼岸も大事 お経をあげている横でまたもでかい余震が。 ボランティアの方「そこ!離れて!」 N先輩&かもした「(・_・?」 ボランティアさん「瓦落ちるかもしれないから、この線から出て!!Σ(-口-;)」 そうか!寺にはでかくて重い瓦があるから、真下にいたら危ない。しかも飛ばされることもあるらしく、まるで猫のテリトリーで「ここから入ってこないで!」とばかりに線ひかれた。確かに安全圏大事。
で、そのあと市民被災者さん方のところへ行ったのですが、「あら~来てくれたの!」・・・うん、市民の皆さんは元気でよかった^^;血圧なんかもいつも測りなれているので(医者だとか薬局とかに幾らでも自動血圧計あるので)、報告も要領よいです。時間短くて助かる(^^)
「また来てね~~(^^)」 …いや、その前に早くお家直して帰ろうね^^;
そして最後にもう一度、午前中にあまりいなかったセンターへ行ってみる。
ロビー・・・
各お部屋・・・
和室・・・
・・・
みんないねぇぇーーーーっ!!Σ(-口-;)
「お買い物に行ったようですよ(^^)」とは市民センターの職員さんの弁。ま、元気だからいいか^^;
「巡回中です。何かお困りの方いますかー?」の声掛けに、一組のご家族が「血圧測っていただけますか?」とのことで、先輩とかもしたで計測。問題なし。
お母様「本当に何から何までよくしていただいて・・・」 先輩「いや、そのようなご大そうなことは何も・・・」 お母様「ここの住民の皆さんは本当にお優しくて、昨日お米を買いに行ったら『1割安くていいよ。』ってお店の方が言ってくださって。それに『外食じゃ野菜不足するでしょ?』ってサラダまで差し入れてくださって・・・。」
お嬢さん「そうそう、他のお店もみんな『あげるよ』とか『安くするよ』って言ってくれて・・・。申し訳ないです、っていうと『困っているときはお互い様だよ。』『頑張ってね』って励ましてくれて。」
お母様「あなた方だって今日はお休みのはずでしょ?なのに私たちのために、休みを返上で来てくださって。」
いや、感謝されるほどのことはしていないんですけどね。でもお互いの存在に「ありがとう」と言えるって、なんか温かくって嬉しいな(*^^*)
お母様「同じ避難している人で、『自分たちは福島に残る』っていって、原発の30km圏外の避難所に行ったらしいんですけど、すぐに「もう一杯です」って断られて、揚句ようやく見つかったところも「原発の避難区域が広がった」って追い出されて、行くところなくて途方に暮れているらしいんですよ。私たちは思い切って県外に出たら、暖かいお部屋で温かいお食事を頂けて、お風呂まで用意してくださって、こんないいところに巡り合えて・・・。」
涙ぐむお母様。励ますお嬢さん。頷くお父様。何もいい言葉が浮かばず・・・というかこちらの方が温かいお言葉をいただき、本当に励まされました。(←うちらが励まされてどうする(-△-;))
全てコンプリートし、センターに戻ってきたときはもうお外は真っ暗。でもなんか充実感はありました。
今日一日で、避難生活にいろいろ大事なものがわかりましたが、本当に大事なものは
―――お母様「何より『頑張って』、『お互いに頑張ろうね』って言ってくださった励ましの言葉がどれほどうれしかったか・・・」
♪負けない事 投げ出さない事 逃げ出さない事 信じぬく事
ダメになりそうなとき それが一番大事
(by 大事マンブラザース・・・だっけ?)
『支える気持ち』『励ます気持ち』『助け合う気持ち』
そしてそれを伝える言葉
それが一番の大事
だと思います。はい(^^)