カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

歩調をそろえて♪

2017年01月27日 | 「レッスン日記」

ご訪問頂きありがとうございます。
さいたま市のピアノ教室、カナリア音楽教室の増田玲子です。

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小学校1年生のT子ちゃんが入会したのは3歳(年少)の時でした。
T子ちゃんは保育園に通ってました。ですので、レッスンに来るのはいつも7時過ぎでした。

ピアノの練習は毎日夜の8時から一時間くらいしてたようで、指もしっかりして、きちんと弾けてました。
いつも張り切ってレッスンに来てました。

 

それが、小学校に入学してから、ちょっと元気がなくなってしまいました。
「学童」が終わってから来るのですが、レッスン中に「あくび」をする事が多くなりました。

 

どうしたのかな?と思ってお母様に伺ったら、保育園でしてたお昼寝が無くなったからだと思います。とのお返事でした。

 

入学と同時に、生活リズムが大きく変わりました。
T子ちゃんは、慣れるまでに時間が必要だったようです。


「進度」がパタっと止まってしまいました。
そうゆう時は、焦らず、見守るしかありません。

 

 

 

 

そんな中7月の発表会の練習が始まりました。

T子ちゃんの曲は中々決まらず・・・自分で弾きたい、という曲に決めたのですが中々弾けるようになれず・・・

 

発表会の直前に、弟さんに続いて妹さんが産まれました。
発表会にはお母さんはいらっしゃれませんでした。
支度はお父様がなさいました。とても大変だったと思います。

発表会の日もT子ちゃんは元気なかったです。演奏も元気なかったです。

 

 

 

 

それから、半年・・・
T子ちゃんは休まず通ってきてます。

 

指導は「様々な角度」からしました。

一番心したのは、「レッスン室にリラックスしていられる事、T子ちゃんを笑わせる事」でした。

 

 

 

 

先週、宿題を出すとき、テキストの次のページを開いたら、次の曲は発表会で弾いた「あの曲」でした。

(発表会の曲決めは色々な形で行いますが、T子ちゃんの場合は、たまたま今使ってるテキストの先にある曲でした。)

 

「又弾いてみる?」と聞いたら「弾きたい!」と・・・その曲を宿題にしました。

そして、一週間後のレッスンの時・・・

 

完璧な演奏を聴かせてくれました! 

テンポも、音色も、表現も、いう事無し、でした!

 

もう大丈夫!とおもいました。

 

 

T子ちゃんが、どうして元気がなくなり、ピアノも低迷してしまったか、その真意はわかりません。
お母様も可なりご心配だったと思いますが、ピアノの事は全てT子ちゃんに任せている、という感じでした。

「レッスン・シート」も一年生になってからは全て一人で書いてます。

 

このようにお子さんの状態で「あれ?・・・」と思う事があった時、お母様と「密にコンタクトを取る」事もありますが、今回は殆ど取らなかったです。

 

お母様は、私に「任せて下さってる」という事を強く感じ取れたからです。
入会して三年間の間に培われたものを感じ取れたからです。

ですので、私とT子ちゃんの二人のペースで今に至ることが出来たと思います。

 

 

こうなると「強い」と思います。
もうT子ちゃんは大丈夫です(*^^*)

 

頑張り屋のT子ちゃんがどんな風に成長していくか、私はこれからもずっとT子ちゃんの姿を見ていたいと思います。
(中学生になったT子ちゃん、どんなだろうな~?・・・本当に楽しみです)

 

 

 

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