観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

連休中はシギ・チドリの観察に適した5日間になります。

2015-05-02 10:31:12 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間  4時45分 潮位222cm

今日の干潮時間 11時07分 潮位 49cm

木曜日の記事のカウント結果でホウロクシギが93になっていましたが、チュウシャクシギ93の入力ミスでした。
大変申し訳ありませんでした。

ハマシギ以外は数が増えてきた春のシギ・チドリ、ここ数日は学校の遠足の利用が多く外に撮りに行く機会が無いのと近くに寄って来てくれないのでカウントデーターだけで証拠の写真も貼ることが出来なかったので、大型連休最初の今日は証拠を押さえてきました。今日はかなり写真が多めです。

最初に飛来したのはアオアシシギでした。干潟が姿を見せても干潟には降りなくて、水面を鳴きながら飛び回っているだけでしたが、やっと降り立ちました。

続いてチュウシャクシギの群れが飛来してきました。

次はダイゼン。まだ若く夏羽になりきれていません。

その次はオオソリハシシギです。赤いオスの夏羽も混じっています。

「ぴゅーいー」と鳴き声が聞こえてきたら、夏羽のダイゼンの群れが干潟に飛来してきました。

夏羽のダイゼン。ムナグロとは違い、ダイゼンは冬羽でも腋羽が黒く、ムナグロとの識別ができます。
左端に小さなシギが、

ソリハシシギです。後ろのオオソリハシシギに比べて体も小さく足も短いですがオレンジ色の足が目立ちます。
ソリハシシギは藤前干潟では春の渡りの時よりも秋の渡りの飛来数の方が多くなります。

 シギ・チドリが干潟に集まると休息する者個体や餌をせわしく探す個体もいて群れが散っていきます。

ダイゼンがゴカイを泥の中から引っ張って、水辺で洗って食べています。

コアジサシの群れも干潟に降りて休息しています。今日はメスに餌を持っていく求愛給仕行動は見られませんでした。

飛来した時は仲良く集まっていたようですが、暫くして群れが干潟に散るとチュウシャクシギが尾羽を広げ腰を落とし走っていきます。

そして一直線に飛びたち

 他のチュウシャクシギに鳴きながら向かっていきます。

そして追い回す。広い干潟のそこらじゅうでチュウシャクシギの喧嘩をする姿を多く見ました。

 そして最後にやっと夏羽のダイゼンと共に飛来しました。
ハマシギです。数はトータルで600+と例年に比べればまだ寂しい数ですが全部の個体が夏羽のきれいなハマシギ達でしたが庄内川河口部に降りずに新川河口部へ直接降りていきました。

今日観察出来た主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ352、ダイサギ23、コサギ12、アオサギ41、マガモ4、カルガモ40、コガモ146、オナガガモ1、ホシハジロ6、キンクロハジロ3、スズガモ72、ミサゴ4、チュウヒ1、コチドリ2、シロチドリ4、メダイチドリ2、ダイゼン60、キョウジョシギ1、トウネン9、ハマシギ633、アオアシシギ18、キアシシギ3、イソシギ2、ソリハシシギ1、オオソリハシシギ43、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ58、セグロカモメ3、カモメ3、ユリカモメ1、コアジサシ106、キジバト10、ツバメ8、ハクセキレイ3、セグロセキレイ1、イソヒヨドリ1、ヒヨドリ10、サンショウクイ3、キビタキ4、オオルリ3、オオヨシキリ6、センダイムシクイ2、ヤブサメ1、シジュウカラ2、カワラヒワ17、スズメ43、ムクドリ28、ハシボソガラス19

3日(日)の満潮時間  5時14分 潮位230cm

3日(日)の干潮時間 11時38分 潮位 37cm

4日(月)の干潮時間 12時09分 潮位28cm

5日(火)の干潮時間 12時40分 潮位23cm

6日(水)の干潮時間 13時13分 潮位22cm

10日(日)まで、休まず9時より開館いたします。

コメント
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