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観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ホウロクシギ飛来

2019-03-16 20:26:32 | 春の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 7時50分 潮位125cm
今日の満潮時間13時05分 潮位157cm

 

今日は晴れたものの風が強かったですが、稲永公園はグラウンドで野球をする多くの野球少年で賑わっていました。

また、潮はあまりよくありませんでしたが熱心なバードウォッチャーの来館もありました。

 

さて、そんな藤前干潟には、昨日からホウロクシギ(1羽)が飛来しています。

なお、ホウロクシギに似ていて、藤前干潟で今年は3羽が越冬していたダイシャクシギは昨日まで観察できましたが、今日は確認できませんでした。

 

庄内川河口の干潟では、カモの姿はすっかり少なくなり、カワウとカモメ、そしてサギが目立つようになってきました。

ズグロカモメは頭が真っ黒の個体が随分増えています。まるで真っ黒なヘルメットを被っているようです。

干潟の近くを泳いでいたスズガモのメス↓。スズガモの群れはまだ新川や日光川河口で見ることができます。

同じく近くを泳いでいたコガモのオス↓。コガモは、藤前干潟で越冬するカモの中で一番早くに飛来して一番遅くまで観察することのできるカモです。

 

また、昨日は、野鳥観察館前の水たまりはとっても久しぶりに千客万来でした。 

まずはメジロ↓。次々やってきて水浴びしていきました

続いてやってきたのはカワラヒワ↓。スズメと一緒に群れになってやってきていました。

シロハラ↓。この後、ツグミとケンカしていました。

シロハラとの戦いに勝った(?)ツグミ↓。熱心に水浴びしている姿も見られました。

ヒヨドリも何度もやってきました↓。

そして、キジバトも↓。

この他、稲永公園では、ウグイスの「ホーホケキョ」というさえずりが聞こえたり、シメ↓や、ハクセキレイ、ハシボソガラスなどが観察できました。

今日は風が強くて、小鳥の声が昨日より聞こえずらかったですが、小鳥の鳴き声が賑やかになってきて、またまた春を感じます。

 

(※ズグロカモメ、スズガモ、コガモ、シメの写真は来館者の方から提供いただきました。)

 

 

さらに、昨日のご報告ですが、昨日は野跡コミュニティセンターで行われている「野跡ふれあいサロン」へ行ってきました。

(「野跡ふれあいサロン」は、地域住民のボランティアの方が、地域の住民の方の健康づくりや生きがいづくりを目的として、毎週金曜日の午後に行っているサロンで、多くの地域の方が集まる場となっています。

今回もお隣の稲永ビジターセンターのスタッフとともに伺い、今、世界的に問題となっている「プラスチックごみ」についてのお話などをしてきました。

まずはプラスチックごみに関するクイズを行った後、藤前干潟に漂着するペットボトルなどの多くのプラスチックごみの現状を紹介しました。みなさん、非常に熱心に聴いてくださり、質問も複数いただいたので、普段からごみ問題に興味関心を持っている方も多いのではないかと感じました。

 

 

その後は、 藤前干潟とつながる海の生きものにも思いをはせてもらおうとクジラの折り紙を行い、みなさんの折ったクジラで、カラフルなクジラの群れができました。

跡ふれあいサロンに参加いただいたみなさん、今回もありがとうございました。

 

 

昨日(3月15日)観察できたシギ・チドリ シロチドリ11、ダイゼン23、トウネン1、ハマシギ187、ダイシャクシギ1、ホウロクシギ1

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ14、カンムリカイツブリ285、カワウ1,071、ダイサギ2、コサギ10、アオサギ9、マガモ29、カルガモ58、コガモ7、オカヨシガモ4、ヒドリガモ8、ホシハジロ3、キンクロハジロ33、スズガモ212、ホオジロガモ2、ミサゴ4、シロチドリ5、ハマシギ123、ホウロクシギ1、ユリカモメ21、セグロカモメ29、オオセグロカモメ4、カモメ157、ウミネコ2、ズグロカモメ33

 

明日の干潮時間 9時30分 潮位110cm
明日の満潮時間14時57分 潮位172cm

※明後日(18日(月))は休館日です。
明後日の干潮時間10時25分 潮位 88cm
明後日の満潮時間16時04分 潮位195cm

19日(火)の干潮時間11時08分 潮位 65cm
19日(火)の満潮時間16時55分 潮位217cm

コメント
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