観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

穏やかな午後の干潟にて

2020-02-15 21:00:33 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 9時57分 潮位206cm

今日の干潮時間16時27分 潮位 61cm

 

今日は夕方には陽が射してきましたが、それまでは雲が多く、霞んではっきりしないお天気でした。

しかし、穏やかで水面がほとんど波立たず、庄内川の水面は空をきれいに映していました。

夕方の庄内川河口の様子↓。

曇りでしたが、今日は土曜日とあって、バードウォッチャーの方の来館も多かったです。

野鳥観察館の前には、潜水を繰り返すハジロカイツブリやカンムリカイツブリを頻繁に観察できました。

どちらも飛来数をさらに増やしていますし、よく見ると夏羽が少しだけ生えてきているようでした。

そして、水面で休むスズガモとキンクロハジロも↓。

キンクロハジロは少し前までは上流でしかほとんど観察できませんでしたが、最近は河口の野鳥観察館前でも群れを観察できるようになっています。

野鳥観察館の前の護岸のすぐ下では、ヒドリガモのペアが採餌していました。

こちらは・・・、顔が見えませんが、オナガガモのペアです↓。

オナガガモは、水深が浅くなって足が底につく場所で泥を踏み踏みして、泥をまきあげては、顔を突っ込んで何かを食べていたようです。

干潟に集まるオナガガモの群れ↓。現在、藤前干潟で観察できるカモの仲間の中では最も数が多いのがオナガガモです。しかし、このオナガガモの群れが見られるのは今のうちで、例年は3月に入るとカモの中では一番早く、あっという間に渡去してしまいます。オナガガモを見たい方はお早めに藤前干潟へお越しください。

また、今日は約800羽のハマシギをカウントできました。

護岸近くの干潟にも少数でしたが飛来し、近くで観察することもできました。

また、干潟近くの護岸では複数のズグロカモメが飛び回っていました。

ほとんどのズグロカモメは、頭頂部辺りに黒い部分があり、換羽が始まっています。これから黒い頭の夏羽に変身していきます。

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ22、カンムリカイツブリ660、カワウ42(8時40分頃に約2,000が上空を通過)、ダイサギ2、コサギ6、アオサギ17、マガモ6、カルガモ4、コガモ8、ヒドリガモ17、オカヨシガモ2、オナガガモ1,504、ホシハジロ23、キンクロハジロ35、スズガモ395、ミサゴ13、シロチドリ31、ダイゼン48、ハマシギ801、イソシギ2、ダイシャクシギ2、ユリカモメ225、セグロカモメ14、オオセグロカモメ3、カモメ33、ウミネコ9、ズグロカモメ19

メジロ、カワラヒワ、ツグミ、シジュウカラ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、オオジュリン、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、キジバト、スズメ など


明日の満潮時間10時33分 潮位192cm

明日の干潮時間17時40分 潮位 67cm


※明後日(17日(月))は休館日です。

明後日の満潮時間11時23分 潮位178cm

明後日の干潮時間19時22分 潮位 67cm


18日(火)の満潮時間12時54分 潮位168cm

18日(火)の干潮時間20時54分 潮位 57cm

コメント
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