名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。
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藤前干潟
今日の干潮時間 9時09分 潮位 76cm
今日の満潮時間16時13分 潮位214cm
【写真募集は明日まで!】
秋の写真展の作品募集の締切は明日【8月16日(日)】までです。
ぜひご応募ください。
すでに応募いただいたみなさま、ありがとうございました。
今回は、春の写真展が開催できなかったことなどから以下の2つのテーマで募集しており、①の写真展を先に(8月22日~9月27日)、②の写真展を後に(10月3日~11月3日)展示します。
①野鳥写真展「四季の中の鳥たち」
②藤前干潟写真展「藤前干潟の魅力~風景・生きもの~」
過去に撮影された写真も応募可能です。
たくさんのご応募、お待ちしていますのでよろしくお願いします。→詳細はこちらのチラシ(PDF)をご覧ください。
今日も猛暑日になった名古屋。雲がない青空でした。
秋の渡りのシギ・チドリは、種類飛来数と共に地味に数を増やしてきていますが、殆どの群れは導流堤の干潟から移動しないので、左岸はさみしい干潟です。
それでも今日は繁殖を終えて戻ってきた夏羽の残ったダイゼンも姿を見せました。
7月から飛来しているキアシシギも、まだ横縞が目立つ夏羽の成鳥です。
もう暫くすればダイゼンと共に冬羽に換羽した姿になっていきます。
近くにはシギ・チドリの姿が無いので、普段は真剣に見ないアオサギを見ていると、小さなエイを捕らえました。
何分もかかってエイを飲み込んだ後、今度はウナギを捕らえました。
近くにいたカラスはうらやましそうに見つめていました。
今日は浅瀬にエイが多くいるようで、来館されたお客様にもアオサギがエイを捕らえた写真を見せていただきました。
このアオサギも何度も何度もエイをくわえなおして・・・、
飲み込んでいました。
エイを捕らえるアオサギは良く観察できますが、ダイサギがエイを捕らえた姿を見たことがありません。
同じような体型の鳥なのに食性はかなり違う鳥のようです。
その後、導流堤に現れた二頭のタヌキを見ていると、水面を泳いでくる動物に気付きました。
このヌートリアを最初に見つけたときは500m以上先を泳いでいて、その後葦原の中に向かうと思っていたのに、どんどんこちらの干潟に向かってきます。
目の前まで来ると、水の中を探って何か前足で掴んでいました。
黒い貝?ヤマトシジミのようです。
丈夫そうな前歯で、ヤマトシジミを割りました。
そして、中身を前歯を使ってそぎ落とり、また泥の中を前足でもぞもぞ探りながら次のヤマトシジミを探していました。
さらに、このヌートリアは頭を水の中に入れて潜ってヤマトシジミを捕ってもいたようです。
手先の器用さにびっくりしたのと、主に植物を食べていると思っていましたが、今回、ヤマトシジミを好んで食べているようだったことに驚きました。
(※ヌートリアは特定外来生物です。)
今日観察できた主な野鳥 カワウ933、ダイサギ37、チュウサギ1、コサギ9、アオサギ37、マガモ27、カルガモ109、ホシハジロ2、スズガモ11、ミサゴ8、トビ1、ダイゼン28、キョウジョシギ1、トウネン5、アオアシシギ40、キアシシギ1、イソシギ3、ソリハシシギ13、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ1、ウミネコ190 など
コゲラ、ムクドリ、スズメ、ハシボソガラス、ハクセキレイ、ヒヨドリ
他、タヌキ3、ヌートリア1
明日の干潮時間10時02分 潮位 59cm
明日の満潮時間16時56分 潮位231cm