名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。
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藤前干潟
今日の干潮時間 9時24分 潮位 74cm
今日の満潮時間16時30分 潮位225cm
藤前干潟のある名古屋市港区は明け方頃に強い雨が降り、早朝に干潟に到着しても外に出られないほどの雨でした。
やっと雨がやんで、干潟に向かうと干潟にはヌートリアの姿が見えました。
今日は庄内川左岸で同時に5匹のヌートリアが観察できました。今まで2匹なら同時に見たことはありましたが、5匹まとめては今日が初めてでした。あまり大きさは変わらないようでしたが、親子のヌートリアだったのでしょうか?
(ポケモンに疎いのですが、上の写真の恰好をしたネズミみたいなポケモンがいたような・・・?)
導流堤の干潟にはダイゼンやオバシギの姿も観察できましたが、庄内川左岸の干潟では数を増やしてきたソリハシシギとアオアシシギが観察できました。
ソリハシシギは9月中旬頃まで、アオアシシギは10月後半まで観察できますが、例年数羽のアオアシシギは藤前干潟で冬を越しています。
アオアシシギの後ろにはカルガモのヒナが1羽。
先ほどの強い雨で、羽がずぶ濡れです。
8月16日に観察した時は2羽が確認できましたが、17日以降ヒナが1羽だけになったと話を聞きました。
段々と大きくなってきました。このまま生き抜いてほしいです。
そして、今日は8月の渡り鳥調査隊を実施しました。
気温がなるべく低く、干潟がなるべく広いうちにということで、開始直後は外へ出て野鳥を観察しました。
護岸近くで餌を探すコサギやキアシシギ、カルガモ、カワウなどを近くで観察できました。
その後は涼しい館内へ戻り、野鳥観察とカウント(調査)にチャレンジしました。
7月同様、参加者の皆さん(小学生のみんなも)、飛来数が一番多いカワウも熱心にカウントしてくれましたし、ホウロクシギ、チュウシャクシギ、ソリハシシギ、ダイゼンなどをじっくり観察していました。
最後に、見られた野鳥の種類と数をみんなで確認して終了としました。
今日の渡り鳥調査隊の中では、25種類の野鳥を観察できました。
今日の渡り鳥調査隊も熱中症対策、そして新型コロナウイルス感染対策をしながらの開催になりました。参加者のみなさん、ご協力ありがとうございました。
次回の渡り鳥調査隊は、9月19日(土)に行います。→詳細はこちら(PDF)
この頃には冬鳥であるカモなどの中には渡ってきている種もいると思います。
今日行われた渡り鳥調査隊でカウントできた主な野鳥 ※かっこ内はイベント前後にスタッフがカウントした今日の最大数
カワウ520、ダイサギ31、コサギ13、アオサギ16、ササゴイ1、マガモ18、カルガモ255、ミサゴ18、ダイゼン3(48)、コチドリ(2)、オバシギ(22)、アオアシシギ2(24)、キアシシギ4、イソシギ(2)、ソリハシシギ9(35)、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ1、ズグロカモメ1、ウミネコ130
イソヒヨドリ(2)、ムクドリ2(37)、コムクドリ(15)、キジバト1、スズメ15、ハクセキレイ1、ドバト2
他、ヌートリア(5)
秋のシギ・チドリの飛来数と種類は例年に比べるとあまり伸びないままですが、来週にかけて渡り前半のピークを迎えそうです。
来週末は午後からの干潮になるため、明日が渡り前半を観察する一番良い日になるはずです。
明日の干潮時間10時19分 潮位 61cm
明日の満潮時間17時07分 潮位238cm