観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

久しぶりのチュウヒ

2020-09-06 21:16:13 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

---------------------------------------------------

藤前干潟

今日の満潮時間 7時51分 潮位239cm

今日の干潮時間13時56分 潮位 78cm

 

干潮時間が遅くなり、鳥を見る時間も遅くなりました。10時過ぎの堤防は暑くて辛いはずですが、台風10号の影響なのか雲が多く吹く風も心地よく、鳥を待っていることが出来ました。

しばらく観察できていなかったのですが、久しぶりのチュウヒの飛来です。

レンズがフリーズしていてAFもブレ止めも動いていなくてボケボケの写真ですが、右足にタグが付けられているのが分かります。

繁殖を終えたであろう、羽の欠損がある虹彩の黄色いメスの個体です。

チュウヒが飛来したおかげで葦原に隠れていた、コガモの群れが飛び出してきました。

昼からの調査では20羽以上のコガモが観察された他、シマアジも確認できました。

チュウヒが去った後、しばらくして逃げて行ったソリハシシギが戻ってきました。

ソリハシシギとアオアシシギは春より秋の飛来数が多く、まだまだしばらく藤前干潟で観察できますが、
ちょうど今頃の8月後半から9月上旬に最大飛来数を記録します。

ソリハシシギやアオアシシギとは反対にチュウシャクシギは春に比べ秋は飛来数が少なく、今年の秋の渡りでは最大3羽しか観察できていません。

今日は赤いメダイチドリの他に、キリアイも観察できました。

もう少し様子を見ないと分かりませんが、今が1回目の秋の渡りのピークと思われます。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ、カワウ、ササゴイ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、シマアジ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミサゴ、チュウヒ、コチドリ、メダイチドリ、ダイゼン、ケリ、トウネン、コオバシギ、オバシギ、キリアイ、コアオアシシシギ、アオアシシギ、キアシシキ、イソシギ、ソリハシシギ、チュウシャクシギ、ウミネコ、ズグロカモメ

※今日は環境省の藤前干潟の鳥類調査が午後から行われており、野鳥観察館スタッフの中には調査員として参加していたスタッフもいました。上の記録は午前中に観察された鳥種の記載になっています。

 

※明日(9月7日(月))は野鳥観察館の休館日です。

月曜日の満潮時間 8時27分 潮位229cm
    干潮時間14時20分 潮位 93cm

 

火曜日の満潮時間 9時07分 潮位217cm
    干潮時間14時46分 潮位111cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする