名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。
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藤前干潟
今日の干潮時間 9時50分 潮位123cm
今日の満潮時間15時03分 潮位161cm
朝の藤前干潟は薄曇りの天気でした。
天気予報が昨日より10度低くなる事を予想していたとおり、昨日までの暖かな日とは違い、寒くなりました。
干潟に到着した時には空っぽだった干潟にハマシギの群れが飛来してきました。
ハマシギの群れと一緒に1羽のハジロコチドリも観察できました。遠くにはコアオアシシギが4羽。
ちょっと目を離していると、葦原の陰にいたアオアシシギが鳴きながら上流に逃げていきます。
カモたちやハマシギの群れも一斉に飛び立ちました。
でも、上空に何も飛んでないし?
猛禽レーダーのカラスも警戒してないし?
鳥たちはただトラックの音に驚いたのかと思いました。
しかし、150m先の宝神下水処理場の排水口の岩場で大きめの鳥の姿をフィールドスコープで見つけることが出来ました。
オオタカの若い個体です。
先々週(14日)の調査の時にカラスの群れに追われて逃げて行ったオオタカでしょう。
オオタカが、しばらく干潟から動かないので、干潟には鳥の姿が全くなくなりました。
若いオオタカは時々上空を通過するハシボソガラスを警戒しています。
やっとオオタカが上流に飛び去って、30分もするとハマシギの群れも再び左岸に戻ってきました。
ただ、どんどん強くなる北西の風にハマシギ達はしばらく耐えていましたが、群れは導流堤の干潟に徐々に戻って行ってしまいました。
日曜日(21日)には、夏羽への換羽が進んだ頭の黒い成鳥のズグロカモメが左岸でも観察できましたが、今日は若いズグロカモメばかり(まだ頭は白色)が左岸を飛び回り、頭の黒い成鳥のズグロカモメは導流堤の干潟で多く観察できました。
しかし、さらに風が強くなってきます。
フィールドスコープを覗いていても三脚が風でブレて見辛くなってきました。
左岸の鳥たちは導流堤に多くが飛び去っていきます。
導流堤の干潟の鳥たちも風を堪える為、干潟の上で低い姿勢をとって動きが少なくなってきました。
9時になりました。
最大干潮時間にはあと50分ほどありますが、鳥たちも座り込んで動きも無さそうです。
昨日までの20℃に慣れた体には、今日は再び冬が戻ったようで寒いし、北西の風も強いので自分も耐えられそうにないので観察館へ撤収です。
明日から中潮が始まります。
今日は30cmの潮位差だったのが、明日は70cmの潮位差になります。
今日までは満ち潮からの観察でしたが、明日からは引き潮からの観察ができるようになります。
明日の干潮時間10時36分 潮位108cm
明日の満潮時間16時01分 潮位178cm