観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

火曜日まで潮位の差が少ない日が続きます。

2021-02-21 16:17:52 | 冬の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

---------------------------------------------------

藤前干潟

今日の干潮時間 5時08分 潮位134cm

今日の満潮時間11時12分 潮位165cm

 

今日の潮は長潮で、明け方の干潮時間と昼前の満潮時間の潮位の差が31cmしかありません。

こんな干満の差が少ない潮の日は、干潮時間には広く干潟は広がらないし、満潮時間になっても干潟が僅かですが残ります。

左岸の堤防に向かったのは8時頃、最大干潮時間が過ぎて3時間経って満ち潮で干潟が小さくなる時間でした。

そんな日なので、潮が満ちて来ても僅かに残っている干潟に、シギ・チドリ達やカモメの仲間が集まってきます。

先週の日曜日に比べ、ハマシギの飛来数は減ってしまいましたが近くで観察できる今日のような日も良いものです。

時間が経つにつれさらに潮が満ちて来て、ハマシギの群れが寄ってきました。

ハマシギの群れの後ろをコアオアシシギが通り過ぎていきます。

今季はコアオアシシギが10羽以上、冬を越し、今日の左岸だけでも5羽が観察できました。春まで残ってくれたら、綺麗な夏羽の姿を見せてくれるでしょう。

いつもは上流部で多く観察できるアオアシシギも今日は左岸で5羽が観察できました。

アオアシシギは、今年の冬は藤前干潟全体で10羽以上が冬を越しています。

コアオアシシギと比べると太い嘴が目立ちます。

水際から少し離れた干潟にはハジロコチドリも観察できました。

藤前干潟で良く観察できるシロチドリやコチドリに比べると短い嘴が特徴で、オレンジ色の足が目立ちます。

ハジロコチドリは、近年冬鳥として藤前干潟周辺で観察できる機会が増えてきています。

そして、今日もユリカモメたちがハマシギを盛んに追いかけていました。2、3羽で追いかけていることも珍しくないです。

さらに、先週より頭の黒い部分が多くなり、ほぼ真っ黒になったズグロカモメも見られました。

今日は非常に暖かでしたし、いよいよ春を感じます。

 

明日はさらに干満の差が19cmと少ない為、今日のような条件で観察できると思います。

明後日(火曜日・祝日)も同じく潮位差が少ないです。

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ4、カンムリカイツブリ2784、カワウ713、ダイサギ3、コサギ7、アオサギ31、マガモ29、カルガモ50、コガモ25、ハシビロガモ2、オカヨシガモ7、ヒドリガモ8、オナガガモ60、トモエガモ3、ホシハジロ30、キンクロハジロ101、スズガモ164、ホオジロガモ1、オオバン3、ミサゴ8、ハジロコチドリ3、シロチドリ2、ダイゼン20、ハマシギ488、コアオアシシギ5、アオアシシギ8、イソシギ3、ダイシャクシギ1、ユリカモメ348、セグロカモメ13、オオセグロカモメ4、カモメ9、ズグロカモメ18

 

 

明日は野鳥観察館の休館日です。

月曜日の干潮時間 8時17分 潮位140cm

月曜日の満潮時間13時15分 潮位159cm

火曜日は祝日ですが開館します。

火曜日の干潮時間 9時50分 潮位130cm

火曜日の満潮時間15時03分 潮位168cm


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 先日のセグロカモメとヨシ原 | トップ | 寒さ再び、強風の一日 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

冬の藤前干潟」カテゴリの最新記事