観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

干潟を埋め尽くす黒い鳥

2017-03-02 17:58:10 | 春の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 8時23分 潮位232cm
今日の干潮時間14時29分 潮位 34cm

 

雨の降っていた午前中は、稲永公園を訪れる人はほとんどいませんでしたが、

干潟にはシロチドリ、ハマシギ、ダイゼンの順にシギ・チドリの群れが次々飛来しました。

ハマシギは800羽近い数をカウントすることができました。

 

そして、午後になり、川の中央に大きく広がった干潟には、干潟の半分近くを黒く埋め尽くすカワウの大群が飛来しました。

小一時間ほどこの干潟で休んだ後、次々と川から飛び立ち、ほとんど全てのカワウが東へ去って行きました。

しかし、この大群は再び夕方近くに東から戻ってきて、今度は庄内川を飛び越えて、藤前海岸の前へ着水していました。

数が多い上に、移動が激しいので飛来数を大まかに推定することしかできませんでしたが、4,000羽近くのカワウが飛来していたと思われます。

 

この他、野鳥観察館前の護岸では、捨石の隙間の魚を狙うコサギを観察できました。

冠羽や蓑羽などの飾り羽が伸びてきており、すでに夏羽への換羽が始まっているようです。

この近くには、常連のイソシギも餌を探していました。

 

最後は、昨日のご報告ですが、野鳥観察館前の水たまりに、メジロが8羽やってきて、次々に水を飲んだり、水浴びをしたりしていました。

最初は1羽ずつ水浴びをしており、他の個体は順番待ちをしていましたが・・・、

そのうち待ちきれなくなったのか、警戒心が薄れたのか、一度に5羽、6羽と水に入って水浴びをしていました。

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ55、カンムリカイツブリ65、カワウ約3,600、ダイサギ2、コサギ2、アオサギ26、マガモ32、カルガモ23、コガモ75、オカヨシガモ2、ヒドリガモ51、オナガガモ553、ホシハジロ39、キンクロハジロ109、スズガモ1,660、ホオジロガモ3、ミサゴ5、トビ1、チュウヒ2、ハジロコチドリ1、シロチドリ50、ダイゼン107、ハマシギ798、イソシギ1、ダイシャクシギ3、ユリカモメ238、セグロカモメ7、オオセグロカモメ7、カモメ201、ウミネコ1、ズグロカモメ15

 

明日の満潮時間 8時54分 潮位221cm
明日の干潮時間15時10分 潮位 39cm

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