観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

小潮の野鳥観察

2022-10-16 15:19:36 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

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藤前干潟

今日の満潮時間 9時48分 潮位206cm

今日の干潮時間14時48分 潮位151cm

 

今日は午後からの干潮時間時間、野鳥観察には辛い潮周りでしたが、稲永公園沿いの庄内川では早朝からハゼ釣りの人たちでにぎわっていました。

これだけ釣り人が多くなると、鳥たちのテグス・釣り針被害や、岸沿いを散歩される方やペットが釣り針で怪我をする被害も多くなっています。

 

今日は満潮時間が9時過ぎで、干潟の鳥たちの出勤も遅くなりますが、満潮と干潮時の潮位の差が50cmほどで最大満潮時間を2時間ほど過ぎるとシギ達が飛来して来ます。

足の長いアオアシシギやコアオアシシギが最初に飛来して来ました。

少し遅れてハマシギの群れも飛来して来ました。
夏羽から冬羽へと換羽した個体が多くなり、秋のシギ・チドリの渡り終盤を感じられます。

ハマシギの群れの中にはオグロシギが4羽。

ハマシギは、ここ最近の藤前干潟で観察できているほぼ全数の174羽が飛来して来ました。

ハマシギの群れには他にサルハマシギが2羽混じっていました。水の中に立っていたのでハマシギよりも長い足が分かりづらいですが、サルハマシギの幼羽の特徴である淡い褐色の胸が目立ちます。

10月も中盤を過ぎ、そろそろ秋のシギ・チドリの渡りの終わりが近づいて藤前干潟はコガモなどのカモ類の飛来が多くなっています。

藤前干潟では飛来数の多いオナガガモも200羽を超えるようになりました。

潜水ガモの仲間のキンクロハジロやスズガモ、ホシハジロも目立つようになっています。

まだカモ類はエクリプスから生殖羽毛へ換羽途中ですが、着実に冬の季節が近づいてくるのを感じられます。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2、カワウ2,242、ダイサギ20、コサギ4、アオサギ65、マガモ5、カルガモ22、コガモ103、ヒドリガモ22、オナガガモ253、シマアジ8、ハシビロガモ6、キンクロハジロ44、スズガモ277、ミサゴ13、トビ3、シロチドリ1、ダイゼン31、トウネン2、ハマシギ174、サルハマシギ2、コアオアシシギ11、アオアシシギ6、イソシギ2、オグロシギ4、オオソリハシシギ3、ホウロクシギ1、セグロカモメ5、オオセグロカモメ3、ウミネコ92

ノビタキ、エゾビタキ

明日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。

10月18日(火)の干潮時間 5時13分 潮位 90cm

10月18日(火)の満潮時間12時50分 潮位187cm


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