観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

護岸のズグロカモメ

2020-01-21 23:53:59 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 9時21分 潮位118cm

今日の満潮時間14時59分 潮位189cm

 

今頃は一年の中で最も寒い時期のはずですですが、凍えるほど寒いと感じることはほとんどないように思います。

よく聞くように、この冬は暖冬なんだと実感します。

 

 

今日は、午前中に干潟が出ていた庄内川河口。

ハマシギの群れを護岸近くでも観察できました。

 さらに、ズグロカモメも飛来。

いつもどおり、干潟の上のカニ(ヤマトオサガニ)を狙っているのかと思いましたが、この若いズグロカモメは護岸沿いの捨て石の上に降りて、カニを捕らえました。

 その後は、カニをくわえたまま護岸の上に上がり、カニを食べようと奮闘。

このカニは、岩の隙間に生息しているイソガニの仲間(恐らくはタカノケフサイソガニ)のようです。

 

 

そして、19日(日)に行われた「オーストラリア・ジロング市との湿地交流の中学生派遣事業」の2回目の事前学習会のご報告です。

1回目の事前学習は稲永ビジターセンターと野鳥観察館で開催されましたが、今回は派遣される中学生は名古屋市環境学習センター(エコパルなごや)に集まり、事前学習会が開催されました(1回目の様子はこちら→2019年12月15日の日記)。

エコパルなごやの展示室↓。

午前中は、派遣スケジュールや注意事項、手続きなどの説明を受け、午後からが学習と派遣先での藤前干潟紹介のプレゼンテーションの準備でした。

エコパルなごやのバーチャルスタジオで、画像や動画を見ながら、生物多様性について学ぶ派遣中学生↓。

その後は、研修室で名古屋市のごみ処理の変遷などをスライドと解説で学びました。

途中、前回(2年前に)派遣された先輩が駆けつけて、経験談を聞かせてくれました。

最後は、1回目の学習会でグループごとに決めたプレゼンテーションのテーマをさらに掘り下げながら、発表原稿とポスターの作成を開始。

役割分担後、それぞれ熱心に調べものなどをして作業を進めていきました。

オーストラリアのジロング市に派遣されるのは3月中旬で事前学習会は残り1回。

短い時間での準備になりますが、ジロング市で藤前干潟の魅力を伝えられるよう、みんなで協力しながらプレゼンテーションの準備を完了させてほしいです。

あとは、オーストラリアと言えば、連日報道されている大規模な森林火災による自然環境、生きものへの影響が心配です。鎮まるよう願うばかりです。

 

1月18日(土)に観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ10、カンムリカイツブリ442、カワウ573、ダイサギ3、コサギ20、アオサギ36、マガモ76、カルガモ82、ヒドリガモ8、オナガガモ418、ホシハジロ1、キンクロハジロ3、スズガモ407、ミサゴ5、シロチドリ11、ダイゼン54、ハマシギ747、イソシギ1、ダイシャクシギ2、ユリカモメ104、セグロカモメ15、オオセグロカモメ3、カモメ8、ウミネコ11、ズグロカモメ20

 

1月19日(日)に観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ1、カンムリカイツブリ452、カワウ203、ダイサギ2、コサギ22、アオサギ20、マガモ29、カルガモ25、コガモ2、ヒドリガモ1、オナガガモ538、ミサゴ6、トビ1、チュウヒ1、シロチドリ40、ダイゼン37、ハマシギ239、ダイシャクシギ2、ユリカモメ1,401、セグロカモメ4、オオセグロカモメ2、カモメ5、ウミネコ2、ズグロカモメ13

 

明日の干潮時間10時25分 潮位113cm

明日の満潮時間15時57分 潮位197cm


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