観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

明日は「2022年秋の藤前干潟クリーン大作戦」が開催されます。

2022-10-21 20:52:01 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の干潮時間09時14分 潮位 77cm

今日の満潮時間15時57分 潮位213cm

 

明日(10月22日(土))は、「2022年秋の藤前干潟クリーン大作戦」が開催されます。

ちょうど干潮時間を迎える頃から、庄内川河口左岸・右岸も含む藤前干潟周辺で一般の皆さんが清掃活動を行います。

普段の写真撮影、野鳥観察や魚釣りをしていて、ゴミが目立つなぁと思われた方も、ぜひご参加ください。

また、清掃活動に際し、多くの人が葦原や干潟に立ち入ることになり、野鳥が遠くへ行ってしまうこともありますが、清掃活動にご理解ください。

清掃活動の詳細は藤前干潟クリーン大作戦実行委員会のホームページをご覧ください。

 

さて、今日も早朝の干潟に出かけました。

秋になって太陽が姿を見せるのがが遅くなり、今日の日の出は6時04分でした。

実際に明るくなるのは6時半ごろ、そして干潟に陽が当たるのは7時近くなってからです。

なので、今日も薄暗い写真でお伝えします。

干潟に日が差す前に出かけると、干潟はすでに広がり、鳥たちは約80m以上先の水際に群れていました。

薄暗い干潟では、オオハシシギ3羽が水際でエサを探していました。
左側には昨日も目にしたオバシギの姿も。

オオハシシギはアオアシシギやコアオアシシギと共に藤前干潟周辺で毎年越冬しています。
名四国道より上流で観察する機会が多く、干潟で目にする機会は少ないシギです。

さらに、ハマシギやダイゼンが群れる水際を忙しそうに走り抜けていくシギを見つけました。

淡い褐色の姿が目立つウズラシギです。

オオハシシギと同様、淡水域の田んぼや水たまりでよく観察できるウズラシギです。春と秋の渡りの時期に時々、干潟でも観察されています。

ウズラシギの後ろ(↑)を歩くのは昨日も観察できているサルハマシギ。

サルハマシギは、一番手前(↑)を歩くハマシギに比べて細くて長い嘴が特徴です。

もう少し低い位置から見るとハマシギに比べて長い足がよく分かるのですが、堤防の上からでは難しいです。しかし、長い嘴と淡い褐色の胸で探すことが出来ると思います。

今日もオオソリハシシギを観察できました。

最初数えたときは、オオソリハシシギは4羽しか確認できませんでしたが、ハマシギの群れと一緒にさらに3羽が飛来してきました。

春に観察できたような雄の赤い夏羽のような美しさはありませんが、他のシギに比べ大きな体長、大きな嘴が目立ちます。

3羽が合流して、計7羽をカウントできたオオソリハシシギ。
本来はこの時期にはオグロシギがオオソリハシシギよりも多く飛来しているはずですが、今日はオグロシギは確認できていません。

昨日確認したキリアイも、今日も確認できました。

目の前の干潟にいるシギ・チドリの中で、オオソリハシシギについで二番目に大きいダイゼンは、17羽が確認できました。

導流堤の干潟を含めると計32羽を数えました。他のチドリの仲間はシロチドリ12羽、メダイチドリ4羽でした。

今日は昨日よりも100羽近くハマシギが増えて、741羽をカウントしました。

鳥たちで賑わっていた干潟でしたが、突然カモを含め、ほぼすべての鳥たちが飛び立ちました。

ハヤブサか?と上空を探しますが、いません。

目の前を見ると、低い位置をこちらに真っ直ぐ向かってくるハヤブサが!
頭の上を飛び越え松林でUターン。
風切り音が聞こえました。

干潟からほぼすべての鳥たちが消えてしまいました。

途中からもう1羽のハヤブサも現れ、導流堤の干潟でもその2羽が飛び回り、すべての干潟で鳥たちの姿がなくなりました。

あんなにに賑わっていたのに、本当に空っぽ。
サギしか残っていません。

出勤前早朝チャレンジ終了。

帰ります。

 

 

 

 

今日観察できた主な野鳥 オオバン6、ミサゴ24、トビ3、ハヤブサ2、ダイゼン32、シロチドリ12、メダイチドリ4、トウネン6、ハマシギ741、サルハマシギ1、オバシギ1、イソシギ2、キリアイ1、ウズラシギ1、コアオアシシギ4、アオアシシギ23、イソシギ4、オオハシシギ3、ソリハシシギ1、オオソリハシシギ7、ホウロクシギ1 他

 

明日の干潮時間09時58分 潮位 66cm

明日の満潮時間16時23分 潮位225cm


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