名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。
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藤前干潟
今日の満潮時間 9時58分 潮位 75cm
今日の満潮時間16時23分 潮位234cm
今日は「2022年秋の藤前干潟クリーン大作戦」が藤前干潟全域で行われました。
その清掃活動開始前の早朝、少しだけ干潟を覗きました。
今日は干潮時間が遅くなって、明るい時間に鳥を見ることが出来ると思っていましたが、早朝は薄い雲が太陽を遮り昨日に増して薄暗い天気でした。
それでも鳥たちは関係なく、広がり始めた干潟を目指し集まってきます。
オグロシギの姿は確認できませんでしたが、オオソリハシシギは左岸で6羽、導流堤の干潟に4羽を確認できました。
ハマシギは昨日より300羽以上飛来数を増やし、1,000羽を超えました。
昨日も確認したキリアイやサルハマシギも飛来が確認できました。
今見られるほぼ全ての野鳥の種が干潟に集まったので、もう少し見ていたいですが、「2022年秋の藤前干潟クリーン大作戦」の時間が近づいてきました。
ギリギリの時間まで粘っていると、背中を押すように干潟のシギ・チドリが全部飛び立ちました。
昨日と同じ若いハヤブサが同じような時間に飛来して来ました。
時間が経てばシギ・チドリの群れも戻ってくるかもしれませんが、今日は時間が無いのでこれで終了です。
今日の「2022年秋の藤前干潟クリーン大作戦」は、無事開催することができました。
今回は新型コロナウイルス感染症に対する制限がかなり緩んだためか、かなり多くの人が参加され、多くのごみが回収されました。
(開催した10会場の総参加者数は1,638人、集めたごみの量は45Lのごみ袋で2,630袋でした。)
多くの参加者、スタッフ、協力者のみなさんに感謝申し上げます。
中堤会場の受付の様子↓。
中堤会場は8班に分かれて作業を行いました。
1、2班の方にはマイクロバスで漂着ごみの多い河口へ移動後、ごみを拾ってもらいました。
河口部分はとてもごみが多く、作業が大変だったそうです。
ごみの分別↓。
回収したごみ↓。
中堤会場で集まった全てのごみ↓。
また、中堤会場では土岐・庄内川の水質調査も行われました。
清掃活動終了後は、干潟観察会を開催。希望者80名ほどの参加がありました。
導流堤から干潟のカモの群れを見ると、水際をアカエリヒレアシシギ1羽が水面をくるくる回りながら餌を探していました。
藤前干潟がラムサール条約に登録されて間もなく20周年。
今後も藤前干潟を保全していくために、藤前干潟クリーン大作戦を継続していきたいと思っています。
これからも藤前干潟クリーン大作戦への協力をよろしくお願いします。
今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ8、カワウ106、ダイサギ11、コサギ1、アオサギ41、マガモ22、カルガモ3、コガモ53、ヒドリガモ5、オナガガモ290、キンクロハジロ37、スズガモ312、トモエガモ2、ミサゴ15、トビ3、ハヤブサ1、シロチドリ8、ダイゼン45、トウネン1、キリアイ1、サルハマシギ1、ハマシギ1,173、コアオアシシギ2、アオアシシギ24、オバシギ1、オオソリハシシギ10、ホウロクシギ1、アカエリヒレアシシギ1、セグロカモメ10、オオセグロカモメ2、ウミネコ91
明日の干潮時間10時35分 潮位 68cm
明日の満潮時間16時49分 潮位246cm